三笠公園にある旧海軍の戦艦三笠。
日露戦争の勝利の象徴として保存されたもの。
陸付け固定されて、もう船ではないけれど、日本で唯一現存する軍艦。
個人的には非常に興味あるものの、軍艦といえば太平洋戦争時のものに興味が深い為にガッカリしそうな気がしてて今まで来た事なかった。
今日は小学校で歴史習ったという甥っ子の勉強も兼ねての来訪。
まずはちょっと新しめの東郷平八郎像の前でパチリ。
「教科書に載ってたのはこんな太って無かったよ、、」だそうだ。
あ、いや、こうして見ると三笠は意外とカッコよかった。
存在感あるしちゃんと砲身も並んでて立派じゃないですか。
大きさこそ太平洋戦争時で言えば駆逐艦くらいな感じだけど、立派な二連の主砲もあって湧くねぇ。
子供よりはしゃぐ気持ちを抑えながら料金払って入艦。
まず甲板から階段を降りると、中は戦史資料館。
模型も立派に展示は興味深く、これは一人でじっくり見て廻りたいくらいだけど、今日は子供達にに説明しながら回った。
当時の日本がロシアに勝った戦争と言ってもピンと来てないみたいなので、子供にわかりやすくサッカーに例えてみた。
「チーム作ったばかりで地区予選くらいしか勝った事無いような国がワールドカップに始めて出ていきなりトップクラスの強豪国に勝っちゃったようなもん」
と言ったら「すげー」と伝わった。
もちろん、沢山の犠牲とギリギリの際どい勝利ということも忘れずに教えとかないとね。
そして、甲板に上がってまずは後部司令塔に登る。
船尾から公園入り口と猿島行きの船の港が見え、海の先にも猿島が見えた。いい眺め。
そして今度は前方の艦橋に登る。
後ろと高さは一緒だけど、やっぱりこっちは東郷司令官や秋山参謀が立って指揮した場所だけあって感慨深い。
艦首の主砲もカッコいい。
海の向かいは米軍基地。あれは打てないよな。
艦首に下りて艦橋を振り返ると丁度マストの後ろに太陽。
眩しくカッコいい。船らしい船だね。
チョロっと見て終わりかと思ってたけど、意外や意外、自分も子供たちも妹までも飽きずにたっぷり見て廻って一時間チョイ楽しんで艦を下りた。