福山市にある城。
ここも太平洋戦争の空襲前までは天守が残っていた城で、鉄筋で再建された昭和中期の復元天守の城。
だけど、現存の櫓と門があるから是非来てみたかった城。
福山ってついついいつも通過しちゃうからね。今回やっと気まぐれに思い出せて寄れた。
さて、どっちが正面か分からず城内案内地図も無かったので、適当に東側から登って入城。
こっちは明治時代に公園にしたときに作っちゃった入口だったそうで、いきなり天守のド真ん前に出る効率のイイ入口だった。
で、「天守」どーん。
スッキリどっしりバランスのいい立派な城。
見た目は少しだけ格好良くしちゃってるそうだけど、ほぼ忠実な外装と知ってた思いこみから立派度やや増しで良く見えた。
本丸は広く、スッキリ四角ってわけでも無く割と複雑な形なのでやっぱ地図が欲しかった。。
歩いて回って色々な角度から眺められた。
眺望は周りからは殆ど見えなかった。そりゃ天守に登ればいいんだけど、、まだ開いてないしどうせ中は博物館だし。
そして櫓ぼーんぼん。
まずは「鐘櫓」。
部分再建物らしいけど殆ど創っちゃったんじゃないかという物らしい。朝夕にちゃんと鐘を鳴らしてるそうで、六時かぁ。。もう少し早く来れば聴けたのか。
そして「伏見櫓」。
これが国重文の現存櫓。唯一空襲に耐えた櫓。伏見城からの移築だそうで元和6年(1620年)の物。とはいっても外装はキレイになってるから他の復元櫓との差は感じられずあまり感動はない。。嬉しいような、悲しいような。
それと「筋鉄御門」。
これも国重文の現存門。これも伏見城からの移築だそうな。なにはともあれ現存建築物が残る城っていいよね。筋鉄入りの門をぺたぺた触って歴史にふれてきた。
本丸御殿跡は花壇みたいな柵になってた。
その前に「御湯殿」というお屋敷。
本丸前にあった蒸し風呂施設だそうで、これも空襲で焼けて復元。
そして復元物の櫓の「月見櫓」と「鏡櫓」。
共に明治期に取り壊された物だそうだ。「月見櫓」赤い欄干の展望櫓で駅前から先ず見えるのがこの櫓。ここくらい解放して欲しいトコだけど。。貸施設だそうだ。
あとは一段下がって本丸の石垣を眺めて回った。蝉が沢山鳴いていた。
あまり高い石垣じゃないけど、結構複雑に入り組んでたりして面白く回れた。