伊豆半島北西の突端、返しの部分の角にニョロっと突き出た変な地形の小さな半島。
島がくっついて出来た地形らしい。
この突き出た岬の先に天然の池「神池」があるらしい。
こんな海に囲まれた所で純淡水の不思議な池というのに興味があって一度来てみたかった。
さて、駐車場から歩く砂浜は、ダイビングショップが並び、浜にはダイバーや機材が並んで賑やかだった。
なんかちょっと場違い?って思えるほどダイビング濃度の濃いスポットだった。
まあ、気にせず海を眺めながら歩く。
道沿いに国指定天然記念物の「ビャクシン樹林」の案内があった。
ビャクシンはうねうねした不思議な形の木で、大木古木が集まってる場所は珍しいそうだ。
すごい形で面白かったけど、ダイビング機材の後ろに生えてるのを見るとさりげなさすぎてピンとこなかった。。
浜の先の森まで歩くと少し小高い小山の上に神社があった。
「引手力命神社」とも「大瀬神社」とも書かれてた。(大瀬神社は通称らしい)
この神社、意外と立派で、由緒格式ある古刹なんだそうだ。
特に拝殿に施されてた天狗や龍や波の彫刻は細かく凝ってて見もの。
参拝してから面白く拝見させてもらった。
さてさて、ここから先は有料の観光地になってた。。
えーゆうりょう?
百円ばかしだけどちょっと不満。まぁ折角だから払って進んだ。
で、「神池」
すげーふつぅーの池。
三方海に囲まれて不思議は不思議なんだけど、鯉がワラワラいて興ざめ。(しかもコイのエサ\100。。)
魚なんかいないくらいのなるべく自然の姿で佇んでいる池が見たかった。。
ホントに天然の池?作ったんじゃね?とか思えちゃう。。
子供連れはちゃんとエサ買って撒いて楽しんでたけど、ケチな僕は落ちてた松毬をちぎって落として鯉を冷やかした。
池には亀も沢山いて、「ああ、亀とかの方が自然な感じ」とか思ったけど、よく見たらミドリガメ・・・
そして池と海の間のビャクシン樹林を歩く。
個性的で面白い姿のビャクシンが畝ねりまくってたけど、特に岬の先端にあった樹齢1500年とかいう大木は立派でよかった。
大瀬神社の御神木ということだけど、解説によれば岬一体に生える130本以上の柏槙の全部が神木なんだそうだ。
「夫婦びゃくしん」という名前が付いてるそうなので二株が合体した姿なのかな?それとも昔はもう一本並んで生えてたのかな?
(合体してると想像すると、少々エロい形にも思えて赤面ww)
その大木の先には白い灯台がある最先端。
駿河湾を挟んでバッチリ富士山の真正面の最高のロケーション、、、なんだけど、肝心の富士山は足元まで完全に雲に隠れてた。
ん-
富士山見えないときは料金返して欲しいな。。
戻りは西側の外海の海岸を歩いた。
ちゃんとした道だったから、どっか出るだろうと進んでた。
ら、
その先は最近崩れたっぼい落石ゴロゴロ転がってて、怪しいな、、と思った先でプツンと道がなくなってた。。
ダイビングの人達用の道だったようだ。
仕方なくまた戻って、穏やかな内海の浜をまたダイバーよけて歩いて駐車場に戻った。
と、まぁ、見所満載の濃いスポットながら不満もありつつ、でも結局は天気よく気持ちいい散歩って感じで悪くなかった。