旧二宮町(現真岡市)物井にある陣屋跡。
国指定史跡らしいので全然何も知らずにフラッと立ち寄ってみた。
そしたら「二宮尊徳資料館」もあった。ああ、尊徳さんね。
江戸時代末期、かの二宮尊徳(幼名:金次郎)が小田原から派遣されて居留した建物だそうだ。
入口前に尊徳さんの像があった。
そういえば、少年期の金次郎の像はよく見るけど、大人の尊徳の像って初めて見たかも。
無料だそうなので、入ってみたら意外と人が来てて、案内の人も張り切ってて記帳させられちゃった。
ちょっと覗いてみるだけの積もりだったけど、確りビデオ見て展示もゆっくり見て二宮尊徳を勉強しちゃった。
館内は撮影禁止なので画像無しです。
そして陣屋へ歩く。
敷地は広くちょっとした公園風。国指定の史跡はたっぷりスペースもてていいねぇ。
陣屋の周りは土塁が復元されてて桜が植わり、入口は桝型になってた。
その陣屋は思ったより普通なサイズの御屋敷。
尊徳さんの意向なのかな?
ちゃんと上座があって上役も訪問した政務舎にしては小さく感じた。
中も覗くと部屋数も少なく質素な印象。
室内には上がれなかった。
この陣屋は平成に入るまで昔のままで現存してたものを大改修、老朽化した部材を新しいものに換えて半分以上復元のような形で修復したそうだ。
だから柱や廊下の板張などは新しい木材と古い物とが混在している。
でも違和感なく仕上がってて素晴らしい。
屋敷の脇には「足洗池」
まさか名前の通り足を洗う為のものではないだろうけど、屋敷の大きさには不釣り合いな大きさの立派な池だった。
西日を受けた縁側は、のんびりした雰囲気はなく、凛とした襟を正す感じを受けたのは思い込みかな?
板の襖には大きく文字が書かれてた。
地域の民を集めての教育に使われたらしい。
広い庭先にも小屋跡や水路跡や土塁や神社跡などあって、ゆっくり歩いて回れた。
昔のままの田んぼ「報徳田」なんて言うのも再現されていた。
んー、稲穂の時期に来たかったな。
さて、そんな陣屋の横には二宮神社があった。
勿論、一宮二宮三宮の二宮ではなく、二宮尊徳をまつった神社である。
なんか、、勤勉とは程遠いぐうたらの僕なんかバチあたっちゃいそうだけど、たまたまながらも呼ばれたように立ち寄った縁に感謝して拝んだ。
尊徳の教えは「至誠」「勤労」「分度」「推譲」だそうだ。
理想にはなかなか近付けそうに無いけけど、心にとめて今年は頑張ろうかなぁと思った。