日露戦争時の陸軍大将児玉源太郎を祀った神社。
日露と言えば乃木神社はあちこちにあるけど、もっと囃されていい筈の大功労者の大軍神児玉源太郎の神社は、此処江ノ島と出生地の徳山にしか無い。
昨年末にドラマでやってた「坂の上の雲」で高橋英樹が演じたのが記憶に新しい(映画「二百三高地」の丹波哲郎よりはまだいいが少々クドかった)けど、小説で読んで憧れ始めたのはずーっと昔。
実はその「坂の上~」よりも先に「天辺の椅子」と言う児玉源太郎を描いた小説を先に読んで知り馴染んでた人物だっただけに旅順のくだりは感動ひとしおだった。
て、わけでもうずっと前から江ノ島には来てみたかったんだけど、、江ノ島ってコテコテの観光地じゃないすか。
早朝なら!と思ってはいたけど、ドライブ的には早朝には急ぎ通過しちゃいたい混雑ゾーンの中心なので、なかなか来る事はなく今回やっと来れた。
神社は観光地っぽい江島神社とは対照的に山の東側にひっそり静かに鎮座。
でも正月で紅白の幕が張られてたので少しはあでやかだった。
石段を登ると蒋介石や山縣有朋などの詩碑と共に二○三高地の石なども寄贈されてた。
そして御参り。
狛犬はちょっと変わった形で、口の中に玉が入ってた。
この狛犬は結構有名で、狛犬のサイトなどでは必ず見かける。
(お尻の穴が秀逸な作りらしい)
児玉源太郎は台湾総督もやってて台湾からの寄贈の物が多く、この狛犬も石鳥居も拝殿から本殿から額まで台湾からのものだそうだ。
そう、今現在、台湾が親日傾向にあるのも、かの児玉総督と後藤新平長官の徳のある統治による改新の功労が大きいと言えよう。
ああ、また台湾行きたいなぁ。
そして境内脇には太平洋が見え、少々木が多かったけどいい眺めだった。
江ノ島は此処だけが目的で、後はすぐに車に戻って観光の時間が始まっちゃう前に島を抜けよう、、
とか思ってたんだけど、なんか目的済んで一安心って言うか、やっぱり折角だから少し歩くか、、って気になって、結局引き続き江ノ島を散歩した。