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玄武洞

ファイル 501-1.jpg豊岡市の円山川沿いにある景勝地。
こっちの方をドライブしてて前々から何と無く気になってたけど、どんな洞穴なのか全然知らず、テレビや雑誌やウェブとかでも特に見かける事もなく地味な場所なんだろうと思ってた。。

が、豈図らんや。国の天然記念物で思ったよりちゃんとした観光地だった。
「玄武洞公園」と言う形で歩いて見てまわれるようで、公園内の歩道の石畳や石段もキレイに整備されてた。
ビジターセンターみたいな案内所にはタッチパネルの大型モニターや、キャラクターの「げんさん」グッズがあった。
ボランティアガイドも張り紙で紹介してたけど、早朝からやってるわけないなと思ってスルー

さてさて、まずは中央正面の玄武洞。
おおー!
これは凄い!ボコボコ柱状節理の岩壁の景勝地。こういうトコだったのか!
揃ってるような混ざってるような、崩れそうなガッチリ堅そうな、不思議なイメージ。幾何学的だけど自然が造った造型。面白いなぁ。

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亀の甲羅に巻き付く蛇のイメージで江戸時代に玄武洞と名付けたそうだ。そして他所の同じ形状の節理の岩石をも玄武岩と呼ぶようになったらしい。
これだけの景観なのにまるっきり初めて見た。国内だけでもまだまだ知らない風景が沢山あるんだなぁ。

さて、向かって右に歩くとすぐ裏が青龍洞。
方角は関係ないらしいw

おおー。
これまた面白い。
長く続く龍の鱗のような配列が緩やかに池から駆け揚がってて、なるほど青龍とはよく言ったもんだ。

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でもこの青龍は観光用に昭和に入ってから付けたんだそうだ。
、、、っていうか洞穴はどこさ?
池を掃除(投げ込まれた硬貨浚い)してたおじさんに訊いてみた。けど「ここは穴は無いよ」
。。。洞じゃないじゃん(^^;

一旦玄武に戻って左側の石段を登る。
次はすぐ裏ではないけど、そんなに離れてなかった。公園内を歩くくらいの距離。

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そして白虎洞。
真横の柱状節理が上に続く小さな窪みの洞。
縞の虎が崖をよじ登ってる感じかな。見えなくもない。
一番小さかったけど一番近くぺたぺた触れる距離で見れる節理だった。
当然だけど人の力ではビクともしなかった。端の一個位は簡単に外れそうなイメージだけどね。(天然記念物だから崩したら罰せられるぞ。。)

玄武、青龍、白虎と来てすぐ裏が朱雀。
スザクは二つあって、翼の曲線を持つ北朱雀洞。
ちょっとエッチな形の南朱雀洞。
ここは崩れ気味なのか、随分手前から立ち入り禁止になってた。離れて見るには迫力に欠ける大きさだけどまぁ悪くない。

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っていうかそれぞれ違った形を織りなす摂理の岩壁で面白かった。
洞穴がちゃんとあいてたのは玄武だけだったけど御愛嬌。
鳥や虎や龍より亀が立派だけど仕方ない。玄武のおかげで統一感のあるぴったりの名前でそれぞれ楽しめたんだからいいよね。

全部見た後は(途中でも見えたけど)展望まで楽しめた。

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目の前の円山川がよく見えた。
模型のような特急型の列車も通ったし、駐車場のウチの車も辛うじて見えた。

そうそう、それとこの公園、ところどころに花じゃなくてキノコが生ってた。面白い公園。
これは植えたのかな。。おいしそうだけど何茸?

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