掛川市にある城跡。
ネタ帳の「現存櫓の有る城」の項目に載せてたので来てみた。
さてちょっとヤッチャッタ感のある城櫓風ビルの有料駐車場から歩くとまずは復元大手門。
おお、大きい。
先週行った松山城の大手門と同じサイズかな。
その奥に現存の番所。
移築されてた物だけど門との位置関係も再現されてるそうで興味深い。
川を渡って本丸へと歩く。
目的の現存の太鼓櫓は近くでは見れなかった。元々場所も違うらしい。んー残念。
だけど見るだけで寄るつもり無かった天守が、ヤケにかっこよく興味持てた。
天守は復興天守。
木造の立派な再現建築とはいえ、若干形を改変してるらしく復元天守には分類されないらしい。
開門は九時半からでまだ十数分後だけど、折角だから入ってみようかなという気になった。
まわりをウロウロしつつ¥400払って一番乗りで入城。
そんなに大きくない天守ながら山の上にちょこんと乗ってかっこよくいいサイズ。欲しいな。
中は木材の香りがとても良い素敵な城内。欲しいな。
そして急な階段を登って四階の展望は風も気持ちよく、いい天気でいい眺め。欲しいな。
ここにいた案内のおじいちゃんがいろいろ丁寧に話をきかせてくれた。
この掛川城は城内を東海道が通過してて旅人や往来の人々に親しまれた城だったらしい。へー。
自分も城築くなら、国道と道の駅が城内にあるような城にしたいな。
ゆっくりみながら下りた。太鼓櫓がよく見えた。
横に回って積み直しの石垣もいい角度。緩やかな曲面になってるんだね。
さて三の丸に下りると二ノ丸御殿も共通券で入れる。
この御殿、幕末の建築ながら現存のもので国重文だそうだ。知らなかった。。
現存御殿のある城は全国で「二条城」「高知城」「川越城」と此処「掛川城」の四箇所しかないそうな。(佐賀城みたいな部分的な現存物は数に入らないのね)
でかいお屋敷って感じだった。(掃除機かけてたし)
中には太鼓櫓にあって時を知らせてたという大太鼓があった。
これも江戸末期製作の現存物。牛の皮でできてるんだそうだ。指でポンポン叩いただけでもいい音だった!(年に一回六月に鳴らす日があるそうだ)
御殿は殿様居住部屋以外は政務室。
奥に行くに随って位が低くなる。平武士の間なんか板の間の廊下みたいなトコだった。
これはなかなか見るトコ多い城だった。
そういえば前に友達に勧められていながら、全然興味を示せなかったけど、いやはや失礼をば致した。申し訳ない。