記事一覧

ふかうら文学館

ファイル 474-1.jpg深浦の町にある昭和初期の旧旅館を改装した観光資料館。
元は「秋田屋旅館」と言う名で、太宰治ら著名人が宿泊した宿だそうだ。
ああ、太宰の本で読んだ覚えがある。

受付の感じのいいお兄さんに訊ねたら、一階は図書館で二階が有料の資料館だそうだ。んー有料か。
そんなに深い興味と知識はないけど、まあ折角だしと¥300払って二階に上がった。(¥500だったら間違いなく入らないね)

ファイル 474-2.jpg資料展示物は勿論撮影禁止。
だけど建物の雰囲気とかなら撮ってもイイと了承を得たので、太宰治の泊まった部屋や窓からの風景などは撮った。

二階だけでも広く部屋数多い立派な旅館で、太宰が泊まったのは表通り沿いの一番いい部屋。
出されたらしい料理も鯛やら鮑やら贅沢なもので、そりゃ印象的に文章にしなきゃ悪いくらいだよね。(名士の兄の威光らしいけど)

展示もみやすく、ビデオ映像もゆっくり視て割と長い時間楽しめた。
戦前に太宰が旅行記取材でふらりと来て家族を恋しがって手紙を出したという辺りが大きく取り上げられてて「あれ?家族で来てなかったっけ?」と思ってよく見たら、その後戦中に疎開的に家族で再訪してた。おお!
僕は太宰の本を読んでたのは十代後半の頃だったけど割と覚えているモンだ。丁度今日の雨空がイメージの雰囲気と合ってよかった。
雨の日は文学がイイね。(なんじゃそりゃ)

太宰以外も大町桂月と成田千空が各部屋にコーナーになって雰囲気豊かに紹介展示されてた。

ゆっくり本が読める部屋なんかもあった。
雨の日はこんな部屋で読書なんて余裕のある旅とかしてみたいね。

ファイル 474-3.jpg

館を出るときは、女性の案内人が感じよく丁寧にいろいろ教えてくれて深浦に好感をもてた。
あれ?二階の展示や解説では深浦の人はぶっきらぼうで感じ悪いって筈だったけどなぁ。。みんな感じいいじゃんw
なかなかよかった。

タグ:観:館 観:建 楽:映 楽:話