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小倉公園

ファイル 3948-1.jpg美濃市泉町にある都市公園。

市街の建物の裏の山の中腹にシャチホコを乗せた天守っぽいのが見えたので城跡かなとナビ地図見たら公園だったのでちょっと寄ってみた。
坂を登るとその天守っぽく見えた二階櫓風な建物の前に駐車場があって、ちゃんと「史跡 小倉山城址」と石柱が立っていた。

まぁこの二階櫓や塀は新しいものだろうけど、石垣は昔のものっぽい積み方でかっこよくしっかりとした城跡だった。

案内板がないのがもどかしかったけど、意気揚々と石段を登った。
ら、
石垣の上は城跡というよりは公園らしい公園で、二階櫓は閉まってて曲輪のような広場に向けたステージになりそうな形でシャッターが下りてた。

そして登ってきた石段の先に続く道は「川湊灯台まで25分」とあった。てっきりそれがさっき国道から見えてた山の上の展望台の事だとばかり思って、えーそんなに登るのかぁと諦めた。夏じゃなきゃ登ったかもだけど。(っていうか川湊灯台は山頂ではなく川の方に下った先の川岸の灯楼だったようだ。。山頂までは5分程だったらしい)

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広場より山側には池があって、池の先に石碑があった。案内板に「村瀬藤城 彰功碑」とあり「城」の字だけ見て城の説明かと思ったけど村瀬藤城というのは人の名前だった。この地出身の漢詩人だそうだ。

さて、池は川のように連なってて二つ目の池は奥に滝があって涼やかだった。あーここはいいなぁ。
トンボが飛び回ってた。ヤンマかと思ったけどオオシオカラ♀だった。池にはザリガニが沢山いた。
三つ目の池は少し深めでコイが泳いでた。岸に立ってたらなんかくれるかと集まってきちゃった。ごめん。

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その先にこの公園の案内図があった。そっか、城跡側は公園的には端なのね。さっきのシャチホコの櫓は「隅櫓」と書かれてた。模擬じゃなくて再現物だったのかな。
この図では山の頂上の展望台まで近そうに見えたけど、やっぱさっき25分とあったので行く気はなかった。っていうか、この下に「ミニ動物園」と書かれてたので下ってみた。

したら帯曲輪のような下の段は、谷側の遊具の「ちびっこ広場」の向かいの山側にゲージが並んで「ミニ動物園」になっていた。最初のゲージに入っていたのがアヒルで、「え?」と思ったけど、孔雀、マーラ、ニホンザル、ムフロンと続いててちゃんと動物園だった。ムフロンがどこにいるのか分からずウサギで癒されてホロホロチョウがラストで折り返した。

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戻ってくるときに小屋に見えたシカみたいなのがムフロンかな?羊の先祖だそうだ。

中間で遊具の親子連れを躱して谷側から市街を見下ろしながら歩いた。寺から街の瓦屋根が連なった眺め。こっち側はもう一段下にも駐車場があって公園のキャパ以上に思え、普段はイベントとかも多い公園なのかなと思えた。

そして城跡側の駐車場を隅櫓に続く石垣と塀を見ながら進んだ。僕はほとんど素人の城好きだから、最近は模擬で歴史的にちぐはぐでもそれらしい櫓があるのとないのとではやっぱりある方が嬉しい。っていうかこの櫓がなければここには寄ってないわけだしね。

あれ?結局城の案内は無かったなぁ、、と思いつつ一度車に戻ったんだけど、フト木の間から見た図書館側の駐車場の方に案内板が立ってるのが見えたので、ちょっとおまけに歩いて坂を下って向かってみた。

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ら、その案内板は「小倉山のいわれ」という題名で城の解説だった。「関ヶ原の戦功で家康からこの地を領地にもらった金森長近が尾崎丸山と呼ばれたこの山に城を築き、京の嵯峨野の小倉山にちなんで小倉山城と名した」そうだ。築城の案内がやっと知れた。江戸時代初期(1614年)築城のちゃんとした城だったんじゃん。案内見つけられてよかった。っていうか隠すなよw
奥にもう一つ案内板があったので近寄ってみたけど、そっちは明治9年開校の学校跡の案内だった。

まぁまぁ何だかんだ軽くひと回りするだけでもいろいろあって面白い公園だった。城に関する案内が少ないのだけは面白くなかったけどね。
車に戻って城下の(やっと城下といえた)町の瓦屋根を眺めて、うだつの町並みも行ってみようかなと思いつつ出発した。

ちなみに、帰ってから調べたら、登らなかった山頂の展望台はなかなかネタにいい感じのなんちゃってすぎる模擬櫓風な展望台だったそうで、眺めもいいようなので、登る気になるくらいの気温の時に来てたらなぁ、、とちょっと悔しく思った。

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