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日本両棲類研究所

ファイル 3580-1.jpg日光市中宮祠の120号沿いにある両生類の研究公開施設。

建物の前の120号は昔から何度も通ってたけど最近まで全然気づかず、前回の日光のドライブオフ(22/06/04)で見かけて気付いて気になってたら友達も「ちるが好きそうな所あったね」と言ってたのでみんなも以前は気付かなかったようで、リニューアルでもして案内看板が見やすくなったりしたのかも。もしくは以前は一般公開はしてなかったとかかな?

(みんなは嫌いだろうから)ひとりの時に行こう行こうと思いつつ、なかなか日光をのぼることもなく、やっぱ観光地だしと腰も引けてて、平日ならばと今日やっと来れた。

駐車場も広く、建物は赤い三角屋根で洒落ていた。
入館料は1000円。額的にも好きじゃなきゃ入らないよね。

躊躇なく払って入ると入口の大きなアカハライモリの像にインスタポイントとあった。
あーやっぱイモリとかサンショウウオとかがメインなんだろうなぁ、、とおもったけど、入ってすぐの所はカエルのコーナーで、小さいながらもキレイなレイアウトの水槽が並んで一般的なカエルが並んでた。

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青いアマガエルは「日によって青くない日もあるよ!」と解説されてたけどバッチリ青くなかった。。
モリアオガエルがちっこくって可愛かった。アカガエルは妙に太っててカジカも大きめだった。ああ、全部日光周辺にいるカエルなのね。
ムカシツチガエルというのが2022年に新種になったカエルだそうで、見た目は普通にツチガエル。アオガエルも新種に分かれてくれないかなぁ、、日本固有種なのにどうもシュレーゲルというのが馴染めない。

そしてイモリのコーナー。なんとマンションみたいな小分けの水槽に北海道以外の全国46都府県のアカハライモリが分けられてた。それぞれの県で腹の模様が違うんだそうだ。へぇぇ。
っていうか、イモリってアカハラ以外にいないのかね?と思ったら、沖縄には赤腹はいないようでシリケンイモリというのが入ってた。そして県によっては希少種になってたりもした。

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こうして見るとイモリはかっこいいね。小さいけど怪獣感あるし。腹の赤さもけっこうきれい。
でも知らなかったけど毒をもってるそうだ。それでも食われちゃうらしいけど。(そういえば食べたことあったっけ)

マンションじゃない中型の水槽にハヤやドジョウと一緒にイモリが入ったのがなんか自然ぽく見えて良かった。

そして、アオダイショウやシマヘビもあった。爬虫類じゃん。。と思ったけどまぁいいか。緑色の青大将は初めて見たかも普通もっと黒いよね。
奥の水槽には海外のイモリ、サラマンダーなども解説展示。あ、海外のカエルも少しいた。ツノガエルなどの溶けた丸餅みたいなカエル。あまり興味なく素通り。

そしてサラマンダーと言えばメキシコサラマンダー(アホロートル)のいわゆるウーパールーパー。ここでは色んな模様の斑のウーパーが小分けにされて並んでいた。

パネルにはここの館長の篠崎尚史先生の半生がイラストで語られてて、20代でアメリカに留学してこのアホロートルを研究、その後研究材料として日本に初めて持ち混んだのが彼だそうで、タモリの番組に出てアホロートルを紹介した後にウーパールーパーという名でブームが来たそうだ。へええ。(ちなみにウーパールーパーは日本での愛称で命名は別の人で出版の人らしい。アホロートルじゃあんまりだ、、とスーパールーキー→スーパールーパー→ウーパールーパーとなったらしい)
そしてこの日本両棲類研究所は1995年に閉所してて、2019年にリニューアルオープンしたそうだ。なるほどね。

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そして奥にはオオサンショウウオ。一番奥の岩の水槽にいるのが広島の動物園で繁殖したという10歳の子。足の元の円形の水槽で上から見れるのが茨城の閉鎖した水族館から譲渡されたという二匹。ん?閉鎖した日本一小さな水族館?あ、そっちの水族館で見てたわ!またあえた!(→)けっこう元気で狭そうな中でもぐるぐる回ったりしてた。

あとはサンショウウオのコーナー。国内の小型サンショウウオは逆に種類が多く細分化されてて、それも小型の水槽で分けられて並んでいた。覗き込むとちょっと見つけられないものもあるくらい、沢の雰囲気をレイアウトされててどの部屋も素敵だったし、サンショウウオも凛々しくかわいかった。
自分が唯一実際に山で見かけられたホクリクサンショウウオ(→)はいなかったけど、こうして多種多様のサンショウウオが全国の沢にいると思うと日本の自然の多様性を素晴らしく思えるね。

もう一度カエルたちを覗き込みつつゆっくりもう一周まわって部屋を出た。

そして二階。階段を上がると廊下に少し水槽が並んでた。
ウナギのようなグレーターサイレン、アホロートルやトゲイモリの外国種が並んでて、サラッと見つつ、二階のメインは前の部屋の軽食カフェサロン。
どんなメニューがあるのかと入口で見てたら、館の女性に声をかけられて「ちょっとよろしければ持ってもらえますか」と手渡されたのが白いニシキヘビ。おお!と思いつつ別にで嫌いではないので受け取った。
まぁ完全にダメな人は此処には来ないだろうから大方の客は喜ぶだろうけど、さわるのはちょっとと避ける人もいそうだけどねぇ。
この白い子はわりと丸まってじっとしてた。ひとみしりだそうで少し緊張してる様子だとか。それでも嫌がりはしない所がカワイイ。

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ヘビはもう一匹いて次は色の濃いハッキリした模様の元気な子。この子はもう人懐っこくて、動きまくって絡みまくって顔にも寄ってきて肩にも乗って来た。ぺろぺろ可愛らしい舌を出してくすぐったかった。
なんでも、昨日までは夏休みで子供連れとか来訪者が多く遊んでくれる人が沢山いたけど今日はすっかり空いて寂しがってた所なんだそうだ。。
でも噛まれたりはしないの?と聞くと、元々大人しい性格のニシキヘビの中でも特におとなしいボールニシキヘビっていう種類で生まれた頃から馴らしてるから平気だそうで、食べるものは人の体温以上の熱いものを上げて育てたので、人に嚙みつくことはないそうだ。へええ、なるほどね。っていうかなんか凄くかわいく思えて、自分でも飼いたくなっちゃった。

しばらくヘビと遊んでたら、店の奥にはさっきパネルで見た館長の篠崎尚史先生がいらっしゃってやっぱりヘビと遊んでた。なんかいろいろ質問したかったけど、ヘビと遊んでたら質問も浮かばず、ヘビの話を少し聞くだけだった。まあいいか。

いやぁ、楽しいヘビサロンだった。ん?ヘビは爬虫類だよなぁ。。まぁいいか。


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