広島城は昭和まで天守や櫓や門など多数が現存してたけど原爆で崩れて倒壊。
で、天守は昭和33年に鉄コン再現されて博物館と言うパターン。
だけど最上階だけは木造再現らしい。
外見も忠実らしく、こうして朝早く来れたらじっくり外観を楽しみたかった。
公園内には広島大本営跡とかもあった。
明治時代にここは陸軍鎮台が置かれ、日清戦争時には大本営が移されて臨時の首都に成ったこともあるそうな。
そんな大本営の礎石やいろいろ軍関係の建物の跡がある奥に広島城の天守が再現されていた。
おお。なかなかカッコイイ。
朝の七時なので、勿論まだ開いてないから中は入れなかった。
でも同じ戦災消失外装再現鉄コン天守の名古屋城が中に入ってかなりガッカリしたので、外見だけで満足。(その名古屋のガッカリが逆に城の興味につながったんだけどね)
裏からも見てみた。
有料なのが建物の中だけなので、周りは存分に見れるのは嬉しい。
門から有料とかそういうトコ多いよね。
昔はこの天守前両側に小天守が連結されてたそうで、更に立派な城だったようだ。勿体ない。
天守台の下には元の天守の礎石が移されて並べられてた。
その後は石垣の上を堀をみて歩いたりして本丸を回った。
護国神社は朝からスーツの人達が集まってきてたので横目に通過。
その南の二の丸は門や櫓があった。最近出来た再現物らしい。
その二の丸に渡る土橋にあった二本の樹木に目が止まった。
「被爆樹木」のマルバヤナギとユーカリだそうだ。
城がぶっ飛んでも放射能浴びても残った樹木か。。
背は低いけど立派に生えてて頼もしい歴史の証人だなぁ。
日々微量の放射能が降り注ぐ東日本の住民としては勇気をもらった気がした。
さて、二の丸は結構ちゃんと気合い入れて整えましたって感じ。
平櫓・多聞櫓・太鼓櫓・表御門とセットで木造復元。すばらしい。
馬屋と番所の跡も区分けされてた。ん?馬屋と番所しかなかった二の丸?まぁ城によって色々だね。
基本的には広い公園として解放された広島城だけど、なかなか面白く、いい散歩になった。