武雄市武雄町武雄の県道沿いにある神社。
夕方だけど駐車場にはわりと車停まってて、参拝客の多い人気の神社のようだった。
僕はここにある「武雄の大クス」が目的だったけど、せっかくだから神社行ってから行こうかと思った。(参拝客用の駐車場だし)
ゆっくり歩く家族を追い越しつつ進むと、まず先に「夫婦桧」という二本並んだ檜があった。夫婦円満の願掛けで吊るされた紐に幾つもの鈴がくくられてた。安産祈願石というのもあった。じっくり見て拝む人達を横目にサラッと見て通り過ぎた。
そこからの坂はまるで城のような神社の石垣が続いてて、さっきの「塚崎の大楠」よりもむしろこっちの方が城跡なんじゃないかと思えた。
進んで石段を境内に上がって、現れた社殿は白地のどっしりしたもので見た目に威厳を感じた。まず参拝。
振り返ると武雄の市街はちょっと先だけど少し見晴らしよかった。
本殿にまわるとその前に矢場があった。
他にもいろいろあったけど、それより大楠が先だと境内案内を見て御由緒を読んだ。
この武雄神社は武内宿禰を祭神とし、神功皇后の異国征伐の帰途に兵站を止めた場所に創祀されたそうだ。わぁ、朝行った忌宮神社と繋がった。。(武内宿禰が父の武雄心命を祀ったのが「武雄」の由来という説もあるそうだ)
元は山の北側にあったんだけど、平安時代末期に領主が塚崎城を築くためこの東側に遷されたそうだ。(ここは城じゃなかったか)
さて、大クスへは鳥居をくぐって石段を下って参道を進む。まるで別の神社みたいだ。っていうか、この下った石段はまた帰りに登るんだよなぁ、、とヘタレた事考えながらゆっくり進んだ。
けど、その先の楓が緑の廊下のようでキレイで、抜けた先の竹林も高く深くいい雰囲気だった。
そして竹林の先に「武雄の大クス」があった。
ロープで仕切られて立入禁止で正面から離れて観るだけだったけど、立派でカッコよかった。
この樹は樹高30m幹周20mで、全国巨木第6位、クスで5位、樹齢推定3000年という武内宿禰より1000年以上年上の御神木。でもこれも市の天然記念物。市なのか。
まぁ肩書はともかく独立しててしっかり木の形としても整ってて葉も青く豊かで元気な堂々とした大樹。惚れ惚れしてしばらく眺めた。あとから来た人も帰るくらいしばらく眺めた。
もう日も当たらず少し肌寒く感じたので来た道を戻った。
けど神社に戻るとまだ日は高くやや蒸し暑かった。