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魚っ知館

ファイル 3246-1.jpg宮津市小田宿野にあるミニ水族館。

本降りの雨でテンション下がりそうだったので気分転換で来てみた。
いままでなら短めの連休でも来れそうな距離のここら辺ではあまり寄道せずに、テンション低かろうがとにかく黙々とその先に進んでた筈で、今回の連休は完全に普段の休日くらいのノリだなぁーなんて思ったけど、振り返ってみたら舞鶴の赤レンガとか寄ったのも九州行く前だったりしてて、ちょくちょく寄ったりしてたわ。

さて、ここは関西電力がやってるミニ水族館ということで、建物は大きくなく公民館くらいの印象。このくらいがいいんだよね。規模の大きな水族館はGWになんか行きたくないよ。
それでも周りは家族連れで賑やかで雨の中続々と駐車場が埋まっていてた。

気にせず入館。入館料300円。このくらいがいいんだよね。

まず最初は小さい水槽だけど、淡水魚の希少種「アユモドキ」や「イチモンジタナゴ」それにトミヨやハリヨが泳いでいた。
アユモドキは鮎に似たドジョウの仲間。こんなに沢山元気に泳いでるとなるほど鮎っぽく見える。イチモンジタナゴは尾鰭が白いタナゴ、凛としてキレイだった。どちらもこの近江,若狭地域の魚で絶滅危惧種なので有難く鑑賞。
その隣に青い雨蛙と黄色い雨蛙の水槽があったんだけど、カエル好きな子供が貼り付いちゃっててチラリとしか見れなかった。。カエルが人気なのは意外だけど微笑ましいような邪魔くさいような。。

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そういう本来は地味な淡水だけでなく奥に進むと海水魚の大水槽があって、大型の魚がバンバン泳ぎ回っていた。これはなかなか。ミニ水族館と莫迦にできないレベル。魚の種類も多く見ごたえあった。

メインは大型水槽でも見どころはその周りの水槽で、解説や見せ方が面白く、CMでよく聞く「オジサン」という魚や、トビハゼも跳ねてるし、骨格資料のトコは某ゲームを思わせるマークで「魚っ知コレクション」とかあったり、タコはバカでかかったり、ウツボは掃除するエビとじゃれあってたりしてた。

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そんな中にあった太い筒状の水槽には魚の群れが回遊していた。一目見てイワシかな。と思いきや、寄ってみたらサケの子供だった。かわいいいいいいいい。
そういえば加茂水でも鮭の子を見て足が固まったけど、それよりも少し大きくヤマメとか淡水の鱒より小さいくらいのロリシャケは、スラっとしつつ目が大きく素敵でかわいく、しばらく動けなかった。これってずっと育てるのかな?荒巻シャケくらいになるのかな?今の時点でもシャケの味なのかな?といった邪念もありながら、素直に見とれて暫し眺めた。こういう水槽はどっちからでも見れるから動かなくても邪魔にならないからいいよね。

さてさて、シャケに奪われた魂を戻してそれ以外もまわった。
まわりは小さい水槽が並んでたけど、深海の珊瑚の仲間という変なのや、黄色いオコゼ、産まれたばかりのイヌザメ、白いナマコなどなどやっぱり何げないけど面白味のある魚を並べてて、解説文が楽しくついついどれも読み込んで見ちゃってゆっくりペース。やっぱ水族館は一人で自分のペースでまわるべきですな。
近くの海で採集したという稚魚みたいな小さな魚が続いてて、サツキハゼは隙間にいるから捕まえるのが難しかったみたいな解説とか読むとしっかり鑑賞したくもなるよね。ボラの稚魚なんかは筒形水槽にいて、銀メッキのように輝いてキレイというのも納得。

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そういえば同じように筒形水槽に入ってるアジは、全然くるくる回らずにそれぞれ勝手に泳いでた。アジってそういう魚だっけ。名前の割にアジのない水槽だった。
小さい水槽ではなくて常設の水槽のプレートでの解説もユーモアがあり、近海の魚は漁師に同行させてもらって船酔い大変だったとか、人気のチンアナゴは穴から出て糞をするらしいけど穴から出たトコを見たことがないとか、、そして水族館飼育員の取説なんてのも貼ってあった。

これで終わりで扉から外に出た。目の前海で晴れてれば港に歩けそうな感じだけどあいにくの雨。廊下の様に建物の脇をまわると、ペンギンとアザラシのコーナーもあったけど、あいにくの雨で足を止める人は少なかった。
その先のタッチプールは休止中。これは雨じゃなくてコロナでかな。

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裏は温室とかあってその先からカエルの声が聴こえてたので傘さして進んでみた。ヤゴの池とかあって其処にカエルイルっぽいけど姿は見つけられなかった。最近ダメなんだよね。裏の奥は関西電力の研究施設なのかな。見るトコあるっぽいけど戻った。

で、入口に戻ってもう一周。。でもまた青い雨蛙のトコは子供が陣取ってて見れなかった。。なんで人気?
かわりにまたシャケをゆっくり眺めた。

さて、水族館は二周で切り上げて、エネルギー展示室という方も見てみた。
発電に関する資料展示で小学生向けの感じだった。奥には科学系の図書がならんでて、あーこれ子供のころ持ってて大好きで読みまくってたシリーズだ!って本「科学のアルバム」を見つけて手に取って観て懐かしがった。(多分押し入れ探せばあるんじゃないかな)

ってわけでゆっくり存分に楽しんで車に戻った。駐車場待ってる車がいたので急ぎ出発した。

タグ:動:魚 観:館 楽:懐

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