日立市南高野町にある遺跡公園。
もう完全にただの渋滞から抜けたトイレ休憩だけのつもりで来てみた。
公園口の駐車スペース前にトイレがあったし、小雨ぽつりぽつりきてたし、案内板見ても特別何かがあるわけでもなさそうなので、歩く気もなかった。(それに今日はもうネタが豊富で点景的にも充分だったw)
けど、一応どんな公園だろうかとスマホで検索してみたら、川が近いからかアカテガニがいる公園と出てて、カニがいるなら歩いてみようじゃないか!と気が向いて、ビニ傘を手に歩いてみた。
園内は丘の斜面でボッコンボッコンの地形で、公園の道も上ったり下ったりだった。
正直、先月痛めた膝はもう痛くはないけど、ずっと上り下りしてたらさすがにキツくなるかも、、と思い、なるべく近くで一目カニ見たら引き返そうと思ってた。
けど普通に森で、カニなんかいそうな雰囲気ではなく、これは騙されたかな?と思い始めた。
途中一ヵ所だけ岩肌というか土の斜面が露出してる所があって、カニの写真てこんな感じのトコだよなと思い、しばらく立ち止まって眺めてみたけど、カニどころかアリンコすら見かけずあきらめた。
でもなんかここで引き返すのも悔しいので少し先に進むと、後は登り坂だけになってしまった。
此処を上ってもカニのいそうなトコはなさそうな気はしたけど、まだ膝元気なので登るだけのぼってみた。
階段の途中で振り返ると目の前の川が、、ってしっかり護岸工事された川がマンションの脇から覗くだけだった。
足元には大量のドングリが転がってた。ドングリをうまく料理できるなら食うに困らないようなレベル。でも貝が獲れるなら貝なんだろうね。ドングリ塚っていうのはないのかね。
そして近くで鳥の声も沢山してて、集まった木を写してみた。鳥の種類はなんだろね、、と見ると、え?メジロ?メジロってこんな季節でもまだいるもんなの?春のイメージしかなかった。。
階段を登り切ると貝塚の広場。その裏には住宅街。。え、町からなら登らない公園なのね。とか思ったけど住宅街側には駐車場はなかったので近隣住民御用達って感じだった。
貝塚とはいえ露出面もない芝生の広場で、案内板や標柱がなければ遺跡とは思えない感じ。
その案内板を見るとこの「南高野貝塚」は縄文時代中期から晩期に形成された貝塚だそうで、北茨城では最大級のものだとか。
広場は平らじゃなくてぼこんぼこんだった。変なとこに住んでたんだなぁ。
宅地の屋根ではジョウビタキが鳴いていた。カニが見れなかったぶん小鳥はよく見えた。
それとドングリ。カシのドングリが足元だけじゃなくて落ちる前の物が目線位置に沢山なってるのが見えた。大漁だね。
そんなとこで来た道を戻った。結局小雨は歩きはじめでやんで薄く明るくなるくらいで傘はいらなかった。
途中で横道に折れて土の道を歩いてみた。
やっぱりカ二はおらず、ドングリが落ちる音と鳥の鳴き声で森は賑やかだった。
足元を見て歩いてたら、切株のキノコがすごかった。うまそう。
足も痛くはならずいい散歩になった。こういう何でもない散歩もいいもんだ。