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堀出神社

ファイル 3132-1.jpgひたちなか市阿字ケ浦町にある神社。

「ほしいも神社」という案内を見て来てみた。
観光向けに作った直売所かなんかのナンチャッテ神社かと思いきや、ちゃんとした神社だったので、あれ?これじゃあないか、、とか思ったけど、ちゃんと「ほしいも神社」という幟が立ってたので、間違いないと車を停めて歩いた。

その「ほしいも神社」の幟は星のマークが芋っぽくなってて面白いし、ピンクの道標の字も可愛らしい感じ乍ら、神社は海岸近くっぽい木が笠になった森の参道でしっかりした雰囲気だった。

石碑によると誉田別尊を祭神として寛文11年(1671)に水戸光圀の命により阿字ケ浦の鎮守とし創建した神社だそうな。

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拝殿本殿と森を感じつつまわって拝見し、あまり芋との関わりは感じず、社務所の「ほしいもみくじ」とかをチラリと見てやっぱここだよなと確認するくらいだった。

けど、気付けば「ほしいも神社←」とあって、ああ別にあるのかと進んでみたら、金の鳥居が隧道の様に並んだなんともネタっぽく期待してたような神社があった!

石碑によると令和元年に神社御鎮座記念事業竣工し翌二年に創建した令和初の神社とのことで、地域と芋の話が語られていた。

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金の鳥居をくぐって小さな祠のほしいも神社に参拝。
その横には「干し芋創始者のひとり小池吉兵衛」という胸像があった。明治8年生で地域産業の開発に尽力し干し芋の製造を開始した人で、昭和中期から堀出神社にあった胸像らしい。

その奥には「樹齡三百八十年の御神木」というのがあり、金と銀の玉と鐘があった。何気なく鐘を鳴らしてみたけど、これは夫婦やカップルで拝むものだったらしく、迂闊だったと恥じたw
樹は対で男性器女性器の形してるそうだけどよく分からず、クネーっとした部分が陰茎かと思った(けど、それは女陰のビラだったらしい。。)

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表に戻って金の芋の絵馬とか眺めてたら、横の立て札には「ほしいものをしっかり念じ心を込めてご参拝ください」とあった。
あーそういう駄洒落ねー、、と思いつつ欲しいものを念じてなかったからもう一度参拝して念じた。

そしてその「ほしいも神社」の前にあったプレハブの休憩所。
表に貼紙があってわかってたけど、中には干し芋の自販機があった。ひとつ700円と高価乍らここはひとつと買ってしまった。ちゃんと紙袋も神社っぽいのが置かれてて御利益ありそうだった。

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あとは、ここから海は見えないのかなーと端に出て眺めてみたけど見えるか見えないかくらいだった。晴れてて輝いてたら少しはいい眺めだったのかも。

それよりも駐車場に戻った時に横から見た参道の樹の幹がクネクネでいい感じだった。
屋根の様に上の方で葉が茂ってるこの樹は何て言う樹なの?海沿いの森に多いよね。(タブノキ?マテバシイ?)

ぶっちゃけ「ほしいも神社」はナンチャッテと言えばナンチャッテだけど、こういうのは微妙なラインで難しいよね。でも題材も茨城で人気の干し芋だしちゃんとゆかりある場所だし、ちゃんとした神社の一角で見せ方も面白く好感もってまわれた。

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