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坂田城跡梅林

ファイル 2968-1.jpg横芝光町坂田にある城跡の丘の上の梅果樹農園。

前から何度も来てる梅見スポット。確か、千葉県では一番の梅林だったと思う。城跡を歩きながらの梅見でお気に入り。(ここまでコピペ)
点景はもう五度目。
でもここ数年来てなかったような気がする。
近所で梅が咲き始めると思い出して、来てみるとちょっと早くてこっちはまだあまり咲いてないという事が多く、少し時期遅らせていこうと思ってると忘れてついつい過ぎちゃうなんて事が続いてた。

今年も先週くらいから近所の梅がキレイに咲いていたので意識して一週待って、今日は忘れずにちゃんと来れた。
ら、いい感じで満開だった。ナイス。

「梅まつり」は中止とあったけど、まつりといってもいつもべつにそんなたいした催しがあるわけでもないので問題なし。
いつものように北側の丘を上った駐車場からのんびり梅を観ながら歩き、銚子道を渡って梅まつりの時に中心になって少し出店が出る所にきてみた。

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ここの梅は農家の梅だからかその殆どは白い梅だけど、枝ぶりよくカッコイイ樹が多くて俯瞰でもいい感じ。
そんな中にたまに桃色の枝垂れた梅があったりして、よく見てみたら白い梅から生えていた!近くにいた地元の人っぽいおじさんに聞くと「接ぎ木でくっつけたもの」だそうだ。へー種類違ってもくっつくもんなんだ。。(セッソウないな、、)でも面白いもんだ。

梅はここらが一番密度濃いかな。道もアップダウンあって菜の花畑も綺麗な黄色。いい景色。
紅梅もあっだけど一つだけだから余計に目立って青空に鮮やかだった。

これだけで折り返してもよかったんだけど、やっぱり天気いいから先まで歩いた。

日陰の林の中に堀がありここが大手口らしい。もっとも往時はこんな真っ直ぐな道じゃなく虎口(食い違い木戸口)になってたようだけど。
林を抜けて広い農地に出た。ここから城内。この広い農地は往時は中央を堀で切られてて外曲輪と三の曲輪に別れてたそうな。
以前より梅は減っててちょっと残念。

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もういっちょ空堀の林を抜けると二の曲輪。
こっちも以前よりは梅が減った気がする。なのでやっぱりさっきの城外がメインなのかな。坂田池公園の方に車停めてこっち側から登ってくる案内もあると思うけど、知らないとメインのとこまでちょっと遠くて印象悪いかも。。

そして新しめの坂田城跡の案内板があった。城郭の説明と歴史の説明もあって分かりやすかった。前からあったっけ?
室町中期に千葉一族の三谷氏築城し、戦国時代に千葉家臣の三谷氏が奪って改修、北条について小田原の役に参戦して敗走しこの城も滅ぼされて廃城。千葉のほとんどの城は小田原までだね。

二の曲輪(登城)には落城時に自害した姫の塚(姫塚)があるそうだ。
梅林の中のこんもりした部分かな?

続いてまた空堀の林に進むとすぐ先が馬出曲輪(見台)。ここは土塁の外の林って感じで曲輪っぽくなく感じた。

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そして本丸である主郭(無城)。ここも杉林の中でどこまでがその域なのかピンとこない。。
折れた杉の木が多く感じるのは一昨年の台風の爪痕だろうか。
鳥の鳴き声は聴こえるのだけれど、どこにいるのか見つけられず、上を見てると木々の間の青空に成田への旅客機がバンバン通過するのがみえた。
そんな林の中で上向いて1人佇んでて、なんか自分でも怪しいな、、とか思ったけど、通る人はだれもいなかったからゆっくり佇めた。

そして引き返した。
三の曲輪では東側にまわってみて、堀切跡の横からの登り口前に「梅のおみせ」という売店ができてたので行ってみた。梅干し専門の売店で、あぁそういえばこの売店は前も別の場所で開いてたと思う。毎年場所を変えるのか売る人が年によって違うのかは不詳。
前に梅干し買ったっけ、梅干しは独りだと食べ切らないんだよなぁ、、とか思ってみてみたら「梅チップ」なるものがあって、気になって聞いてみたら、梅干しを潰して伸ばして乾燥させたものだそうだ。「夏にいいよ」と言われたので「夏までもつの?」と聞くと「ちゃんと乾燥させてれば恒久的にもつ」そうだ、、
思わず買って食べてみた。 すっっっっっっっぺーー! 梅干し以上に梅干しだった。こりゃいいわ。

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その後もゆっくり梅を観ながら、たまに立ち止まって梅のエロいにおい嗅ぎながら、そして梅チップを口にしながら車に戻った。

何度も来てるトコだから最初は点景にしないつもりだったけど、この「梅チップ」が気に入ったのであげてみた。夏までもつかな。。(少しづつ食べてもなくなりそう)


ちなみに前回の点景

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