北秋田市阿仁打当仙北渡道上の県道沿いにある温泉施設。
「マタギの湯」と言う名から険しい所にあるようなイメージだったけど、立派な県道の前にありちゃんとしたホテル風で少々肩透かし。
でもその方がいいよね。クマが出そうな温泉じゃ困っちゃうもんね。
まず入口入ると小クマの剥製。。
うわ、クマ見てきた後だけに剥製は微妙な気分。
そしてマタギのキャラ「かけるくん」のボードもあった。
宿泊だけでなく日帰り湯としての利用もOKで、600円と安めだったけど、カギ掛かるロッカーは100円戻らないタイプだった。
やっと風呂入れたーもう汗ビショビショだった。
湯は透明で茶色の成分が沈むナトリウム泉。気持ちよかったけど温度熱かった。。外湯も熱かった。。川眺めて冷ましつつゆっくり入った。
さて、ここには「マタギ資料館」も併設そうで、有料だけど折角だから見て行こうとロビーで聞くと、これまた8月まで無料だそうだ!
「奥へお進みください」と促され、廊下手前の矢口高雄の漫画コーナーで足を止めつつ、マンガを読み始めたら夜まで居ちゃいそうだな、、と振り切って奥に進んだ。
廊下の奥は建物別館につながっていて、あ、これ、ちょっとあやしいな。(前に他で見た「温泉博物館」みたいな微妙な感じかな、、)と、あやしく思いながら進んでみた。
ら、アニハカランヤ。
立派な入口で最近の博物館のような見やすいパネルと展示物で、小さめの区間ながらちゃんとした資料館だった。
マタギの部屋とか猟銃の展示、道具やクマの骨など思いのほかじっくり見れた。
マタギの歴史を読むと、大元は日光で赤城の大蛇を撃った者が山での猟を許可されたのが起源だとか、、神話の世界だねぇ、、
興味深かったのは「マタギと戊辰戦争」というパネルで、幕末明治の騒乱では新政府についた秋田藩(久保田藩)の義勇軍として80名のマタギが「新組」という隊を名乗り大館や六郷で幕軍と対戦して奮闘したそうだ。(ゲリラ隊じゃなくて真っ当な鉄砲兵だったのね)
実はマタギに関しては小説「邂逅の森」を読んだこともあって、山籠もりの儀式や山でだけ話す別の言葉とか予備知識はすこしはあったので、よけいに見やすく解りやすくまわれた。
二ツ井の道の駅といい此処といい今日は中々いい資料展示を見てまわれて気分良かった。
外に出ると駐車場の前には三角形の「マタギ小屋」とかがあった。
ちょっと覗いてみたらクマの毛皮の頭がこっち見てて驚いた。。