壬生町本丸にある城跡の公園。
そういえば何度も通ってはいる壬生の町、宿場っぽい古風な建物も見掛けるので何かある町だとは思いつつ、、毎度鹿沼方面へ通過するだけだったので、そういえば一度は寄ってってみようかとは思ったこともあっただろうけど、城があった街だとは認識してたようなしてなかったような、、
さて、公園の前は平城っぽい城塀が続いててそれらしい雰囲気。公園としての整備の一環といった感じだね。
駐車場からわざわざ通りに出て門からまた入ってみた。(一応、移築された現存の門をモデルに造った模擬門だったそうだ)
でも一応「城址公園」を名乗るだけあってちゃんと城の解説の案内板は立っていた。
室町時代に宇都宮氏に仕えた壬生氏が築いた城で、後に逆らって北条方について小田原で滅亡するまでの居城。普通はそれで廃城になりそうなもんだけど江戸時代は中期から鳥居氏が入って明治まで残った立派な城。そうだったのかー
さて門から進むと水堀と石垣があった。
けど整備され過ぎていていかにも公園な感じ。堀の先の土塁も昔からの名残なのか公園整備で造ったのかあやしい感じで、城っぽいののその部分だけだった。(一応土塁は現存のもので堀も元からの形のものらしい。土塁は上を歩く道が見えたからのぼっとけばよかったかな、、)
あとは広い噴水広場や芝生の広場、公民館や図書館が集まって町の中心的な公園。明治まで残った城のわりには大事にされず史跡にもならずに消えたのかな。
そして図書館の隣には「歴史民俗資料館」があった。
もう4時だから開いてないかな、、と思いきや、5時迄と書かれてて開いていた。ので入館。コロナの影響でしっかり住所や電話まで記入しないとならなかったけど無料で見学。
二階の広い1フロアだけの展示で写真禁止だったけど、(案内板にあった)壬生城400/1ジオラマが大きく細かい作りで模型好き的に満足だった。
資料館には思ったほど城に関する資料は多くなく、天守も櫓もない平和な城って印象。
宇都宮に逆らってみたりしてた壬生氏の頃の城の状態や、八代も平和に続いた鳥居氏の江戸時代でも少しは荒れた幕末の頃の動向とか興味あるけどなぁ、、(幕末は天狗党の影響で藩内で対立しつつもすぐに新政府についたので戦乱は宇都宮にスルーだったらしい)
そしてあとは広場をまわりながら駐車場に戻った。
途中の土塁の手前には町内にある吾妻古墳の石室部材「玄門石」があり、駐車場前には「天井石」が置かれていた。
あーそういえば県道沿いに古墳が沢山あるのもこの壬生町かぁ。
これらの石は藩主鳥居氏の隠居所の庭石にされてたそうだ。
気まぐれでちょっと寄れて気軽な散歩と、全然知らなかった城にふれられてドライブ的に満足。