大洗町磯浜町にある歴史博物館。
幕末は読み物的に好きだし、その時期の水戸藩の動向も興味あっったのでここは一度来てみたいと思ってた所なんだけど、どうやら「天狗党」とかそこら辺の事はあまり触れられてないような事をWebで知って、じゃあいいかな、、とか思っちゃってた。
キャンプ場の森の奥のその建物の前にはこの館を建てた田中光顕の銅像が立っていた。
解説を読むと、土佐出身で宮内大臣を十二年間歴任した田中伯が、若いころから敬仰した勤皇水戸に財産一切を寄進して建立した記念館だそうだ。
田中光顕といえば、龍馬と中岡を看取った陸援隊の幹部。やっぱり「何で水戸?」と不可解というか不思議さが残った。
JAF割料金で入館。
でも館内は写真禁止。廊下にある幕末の西洋式軍艦「旭日丸」の細かい模型くらいはいいかと聞いてみたけどダメだった。。
唯一写していいのはガルパン関係のコーナー。
ここにもパネルとかがあったというのは友達も知らなかったそうだ。
手前の新館が幕末資料館で、水戸藩に関しては桜田門までは丁寧に解説されてたけど、その後のドロドロ血みどろの内部抗争は軽くでやっぱり残念。まあサモアリナンではあるけど。
奥の旧館は「常陽明治記念館」として昭和4年(1929)から所蔵品を展示してた施設。明治天皇御下賜の品や安政の大獄で処された人の遺墨の書などかなり貴重なものが並び、なるほど写真禁止なのは理解できた。
一番よかったのは田中光顕の声が聞けるボタン。晩年に録音したものだそうだ。その時代を生きた人の肉声を聞いたのは初めてかも。
とはいえ、自分一人で来てたら「へー」とかいいながらサーっと見て歩いて15分もせずに出ちゃいそうなくらいの館だったけど、友達は食い入るように全部見て読んでたので、ゆっくり堪能。連綿の書までじっくり読むとは思わなかったw
で、最後に入口のガルパンコーナー。記念スタンプもあった。
9時に来て出たのが12時。昨日の友部の航空隊記念館でもこの友達はじっくり見るタイプなんだなーと思ったけど、その昨日の二時間半よりも長い三時間!昼になってて驚いた。