盛岡市鉈屋町を軽く散歩。
ここは昔は盛岡の南の玄関口として商人の集まった町屋が並ぶ街だったそうだ。
とはいえそんなに濃く観光地化された古い町並みとかではなく、わりと普通の町中に古くなったままの建物がぽつぽつ残ったという感じの通り。
近くの寺にある盛岡出身の原敬の墓があるそうで、そこへでも歩くがてらの散歩がおススメっぽいけど、大正時代に「平民宰相」と親しまれつつ民間人に暗殺された総理大臣。個人的にはいい印象は持っていない。
墓ではなく通りの中間の「大慈清水」という水場まで歩いて折り返そうかなと思った。
少し歩くと鍛冶屋があって、ガラス戸の中にクワが並んでいるのが見えた。「なるほど鉈屋町だー」なんて思ったけど、ナタとクワでは大違いなのでちょっとマヌケだった。
あれ?まだかな?とか思ったあたりに丁度あった。「大慈清水」
街中にある生活用水水汲み場。平成の名水百選だそうだ。
っていうかこんなにしっかりした共同水汲み場だったんだーと感激した。
旅番組で出てくる感じ。いいねいいね。やっぱりキレイな水のスポットはなんか気分がイイね。。
先に汲んでた人に挨拶された。そういうふれあいの場でもあるわけだね。ちゃんと「ルール」が掲げられていて「挨拶しましょう」ともあった。
石の水槽は段で別れて一番井戸は飲料水、二番井戸は米とぎ場、三番井戸は野菜食器洗い場、四番井戸は洗濯物すすぎ場になっていた。(その外は手洗いかなー夏なら足ポチャしていいのかな)
あー空のPET持ってくればよかったーとか思いながら、置いてあったカップをよく洗って一番井戸で飲んでみた。おいしい水だった。
水場の脇にはアサガオが咲いていた。あれ?11月でもアサガオって咲くんだっけ?夏じゃないけど爽やかな印象とマッチしていい感じだった。
通りはこの先の方が古い家が沢山あるそうな気もしたけど、ここで折り返して来た道を戻った。
戻りは目印の火の見櫓が見えるとすぐに思えて楽だった。
軽い散歩だけど知らなかった盛岡の一部を発見できてよかった。
散歩して歩いた距離では盛岡市街は結構上位だよな。また来た時にも発見あるといいな。