盛岡市鉈屋町にある町家街の街歩き案内所及び資料館。
表の火の見櫓付きの建物が気になって来てみたら街歩きの拠点ぽい案内所って感じで裏の駐車場も大きくないながら空いてたので、ちょっと停めて覗いてみた。
まず先に見たのが、その裏の駐車場の前にあった蔵の建物で、まず手前の「大正蔵」を覗いてみると、中はレトロ風な雰囲気の土産物販売店になっていた。
ゆっくり見て小物の土産を買ったけど、唯一の食べ物「和ぐるみソフトクリーム」は気になりつつやっぱ寒いからやめておいた。
そして入口の一角や奥にはレトロな看板が並べられ、ホンダのバイクのベンリィや原動機付自転車のピープルが展示されていた。
使用感があってリアルに使われてたものをキレイに残したものって感じがよく、こういう乗物が元気な時代は決していい時代ではないだろうけど元気があって輝いてたように思えるのだろうね。
管理者はホンダ好きなのかなw
そして二階はおもちゃがガラスケースに並んでた。ホンダシビックのブリキのおもちゃが意外だった。シビックの時代はスーパーカーブームの頃だから子供向けでももう少しちゃんとしたモデルカーっぽくなってたと思うけど、、(っていうかやっぱりホンダ好きでしょw)
建物はちゃんと補修されているけど、しっかり蔵の形のままで、奥の方に保存建築物「浜藤の酒蔵」とあった。けど、この大正蔵ではなく隣の蔵が江戸時代末期に造られた「浜藤の酒蔵」だそうだ。
そっちはホールになってたので中には入らなかった。
表に出て井戸のポンプを漕いで遊びつつ(一応水出た)、最初に気になった火の見櫓の建物にまわってみた。
この建物は「もりおか町家物語館」とは別で「大慈寺地区コミュニティ消防センター」という建物。そりゃそうか火の見櫓だもんな。
中に入っていいような建物ではなさそうで、正面のガラス窓の中には祭りの山車の模型が飾られていた。けど、映り込みでまともな写真撮れなかった。。
その隣が観光案内所。一応入って覗いてみた。
鉈屋町の大きな案内図があり、(散歩はもう充分だったけど)ここもちょっと歩いてみようかなと思えた。
そしてこの建物を奥に進んだら驚いた。こりゃスゴイ。
何と吹抜けの座敷で箪笥の階段が二階に延びたすごい味のある建物だった。(立体感ある座敷は最近読んでるマンガ「鬼滅の刃」の無限城を思わせた)思わず見入っちゃった。
ここは「母屋」という建物で、盛岡町家の「常居」という家長の仕事場だったんだそうだ。靴を脱いで上がってもいいらしかったけど雰囲気を壊したくなくて眺めるだけで満足だった。(十二鬼月が出てきそうで怖かったというわけではないw)
そしてその裏の開店前のカフェスペースを過ぎて奥に歩くと、小さな中庭まであって、こんなに縦に奥行きを感じる日本の屋敷は初めてで驚いた。
さらに奥に進むと「文庫蔵」に繋がっていて、一階が盛岡の著名人の資料館、二階にあがると宮沢賢治の童謡の紙人形ジオラマから始まる絵本の子供部屋になっていた。メルヘン―。
という濃い空間で買い物もできたし楽しめた。
ここは元々は江戸時代からの酒蔵で明治以降平成までの酒造会社のあった場所だそうだ。
昔ながらの良さを空間美として整備して解放して見せてくれていることに感謝。
そしてせっかくだからとその後、鉈屋町を歩いてみた。