甲賀市土山町北土山の1号沿いにある神社。
弘仁13年(822)創建で、鈴鹿峠の悪鬼を平定した坂上田村麻呂を祀った神社。
道の駅「土山」の前にあるのでちょっと気になってて、道の駅に寄った時には行ってみようと思ってたんだけど、今日は早朝で道の駅と関係なく気付いたから寄ってみた。
手前の道を曲がった先に広い無料駐車場があって、そこから石の鳥居へ歩くと、まず池があって森の木の間から朝日が差してて池(和池)の水に反射してさっそく清々しい雰囲気。
架かってた橋を渡ると橋の途中でピンクの銀紙のようなきれいな虫を見かけた。
あ、これはキレイだけどフンコロガシだな、、(オオセンチコガネというそうだ)と思い、近くを見たら獣糞が落ちてた。。けど、野生の小動物もいる自然豊かな森という事だし、それよりキレイな虫を見かけたのは嬉しい。清々しい雰囲気で全部ポジティブww少し眺めて先に進んだ。
木漏れ日の森を進んで二の鳥居から三の鳥居に歩いて社務所のある砂利の広場に出た。(一の鳥居は国道に面してるものなので通ってない)
ここにあるのが拝殿だったようだけどピンとこずに裏へ進む。
と、その裏には手水舎と鳥居と御神木の杉と神馬の像があった。
御神木の杉に説明は何もなかったけど、まるで柱のように真っすぐで太くて立派だった。
神明石鳥居を抜けた先に社殿が見えた。
まず石段を少し下って谷に架かった橋を渡る。この谷が意外と深かった。「福豆授与」という看板があって、初穂料200円の「福豆」をここから年齢の数だけ落として下の川に流すと厄払いになるそうだ。やってみたいけど朝なので無理だよね。。残念。
橋の先で横道があって、谷の下の川が流れ込む外の川に向かう下りの石段だったので下ってみた。
ら、
その下の川(田村川)はちょうど日の昇った方向で、朝日が川の水面に反射して輝いてて神々しかった。
しかも川底まで見えるキレイな水、サンダルはいて来てたなら足ポチャしたいトコだけど今回のドライブはずっと靴なので手だけ浸した。
神社の境内の川からの流れ混んだ水もキレイなままだったし、川原の眺めも良く爽やか。やっぱり瑞々しさを感じられる神社はすごくいいな。と、少しのんびりした。
そしてまた境内に戻って社殿(本殿)にお参り。
坂上田村麻呂は平安時代の征夷大将軍。蝦夷との戦いで英雄アテルイを下した将軍なので東北をまわってて伝承を目にすることが多いね。
あーでも、坂上神社じゃなくて田村神社なんだね。。
本殿の前には「矢竹」という細い竹が生えていた。「矢の落ちたところに自分を祀れ」と言って放った矢が落ちた場所から生えた竹だそうだ。へー。
そして北側の橋を渡って本殿をはなれた。
こっちの橋からも谷間が見えて、池のような川は水面に映った青楓の葉がいい感じ。紅葉は更にすごいんだろうなぁ。そしてコイがゆったり泳いでいた。
朝日のそそぐ森と爽やかな水の感じも良く、なんか色々あって楽しく歩けた。朝一でいい寄道ができて大満足だった。