鹿嶋市宮下の鹿島神宮の森の奥にある湧水池の公園。
鹿島神宮から歩くと森の中を少し歩くことになると思うけど、こっちはこっちで別に駐車場と入口があるので神宮とは別に来れる公園。
表の鹿島神宮はもう何度もお参りしているけどこちらまで歩いてきたことはなく初めて来た。
っていうか割と最近まで知らなかったし、知って気になってからも鹿島はいつもついつい忘れてて51号の方で通過ばかりしてた。
今日はちょっとした湧水スポットに寄った後だったので思い出して来てみれた。
森の前の駐車場から歩くと、入口近くに撤去された石鳥居の跡のようなものがあった。
っていうか鳥居がないから神社の一部という感じも薄く森の公園という感じだった。
その御手洗池から流れて来てる公園らしい池も横にあったけど、先ずは真ん中をまっすぐ御手洗池に歩いた。
すぐに着いた御手洗池は大きな木の幹で覆われて日陰になっててひっそりとしてて、夏には嬉しい涼しげなスポットだった。
池を覗くと水がキレイ!
湧水が流れ込むだけあって他の湧水スポット並みの青い水で底までくっきり見えていた。
池は四角く整備されてて自然の姿ではないけれど、昔は鹿島神宮にお参りする前に禊(水浴)して穢れを払った池、御手水の全身版みたいなものなので納得。今でも冬の年始に大寒禊がおこなわれているそうだ。
池の中央には鳥居があって神聖な雰囲気。
そしてそして池の周りは森からの冷えた風が流れて涼しかった!
いやー真夏に来るならこういう所に限るわぁ~ 癒される~
そして池には赤いザリガニや大きなコイが気持ちよさそうにのんびり泳いでいた。
その池の裏側にまわると、湧水の吐口があって水汲み場みたいになっていた。柄杓があったので手を洗い、腕まで洗いつつサンダルの足にも流して冷やした。んーひんやり。いい感じ。
最初すいてたのに後から人が並び始めたのでササっと戻った。
さて、池の脇には軽食どころがあって店先にゴザの腰掛が並んでいた。
ちょっとメニューを見てみたら、湧水で打った蕎麦とか気になった。けど蕎麦はおいしいのを食べてきたばかりで腹減ってないので「湧水アイスコーヒー」をいただくことにした。
木々の葉の間の青空を見上げ、正面の池も眺め、天然記念物でもある神宮樹叢の森からの緩やかで涼しい風を浴びて、ゆーーったりコーヒーを味わった。
添えてあった枝の棒は木炭のマドラーだそうで、どうぞお持ち帰りくださいと入れるビニールの袋も付いていた。なんか洒落てるなぁ。
とてもいい気分でゆっくり休憩。
満足して席を立った。
戻りは脇の池からの水路を辿って日陰を歩いた。
水路は池同様のキレイな水で底のザリガニもよく見えた。
大黒社という末社の祠もあったけど、賽銭箱も何もなく軽く拝んで戻った。その前でトカゲが横断。トンボも飛びまくってて賑やかだった。(けど、今年はカエルを全然見掛けないなぁ。。)
水路の先の池はすでに濁っちゃってて公園レベル。
覗き込んでザリガニを探してる親子がいたけど、もっときれいな上流で探せばいいのに、、と思った。
池は幾つか並んでて最後の入り口前の池が一番大きかった。
水は濁ってたけど、水面が静かで周りの木々を映してていいかんじだった。
駐車場に戻り、車に乗る前にまた裏の森からの涼しげな風で和んだ。来てよかった。