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三嶋神社

ファイル 2515-1.jpg梼原町川西路の440号向かいの梼原川沿いにある神社。

ここ数年GWのドライブで毎回来てる高知だけど今回のドライブではいかない予定だったし周りにも行かないと言ってたのに、道を間違えたついでにちょこっと進入w
それもちょっと素通りってつもりだったけどついつい川にかかる橋がカッコよくて思わず停車。まるでドライブの神様に「そんなこと言わずに高知も寄ってけ」と導かれた気がしたw

で、その橋が三嶋神社へ架かる「御幸橋」
案内板によると平成14年(2002)に築設された地元の木材を多用した屋根付橋だそうだ。それ以前にかかってた橋には屋根はなかったのかな。それとも前は橋自体なかったのかなぁ。

橋の前には「維新の道 坂本龍馬脱藩の道」とあったり、猿田彦の神楽像が立ってたりした。(この神楽像は梼原の街から何体も並んで置かれてるそうだ)夜も明ける前の早朝から観光客気分だw

橋は新しいだけあってしっかりしてて、木の感じも良く川も見ながら渡った。

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渡った先が三嶋神社。
平安時代中期の延喜19年(919)に津野氏がここに築城した時にできた神社だそうで、千年以上の歴史ある神社。

境内に上がるとまず横に、樹齢400余年、樹高37mの「ハリモミ」が立っていた。
案内板にはこれは秀吉の朝鮮出兵の際に長曾我部軍として出兵した津野氏等が朝鮮から持ち帰り植栽した「朝鮮松」だとも伝えられていたとあった。(でも朝鮮松と針樅は別種でこの針樅は日本固有の樹だそうだ。あくまで伝わってた説ってだけってことね)

そしてお参り。
主祭神は大山祇命。
拝殿は明治23年(1890)の改築だけど龍などの彫刻が見事だった。奥の本殿は享和3年(1803)の改築。これは閉じて仕舞われた形だった。

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土俵や「一千百年碑」を見つつ境内を出て、「維新の道 坂本龍馬脱藩の道」の指す森の道へ歩いてみた。

注連縄を巻いた太い杉が気になりつつ森を進むと、すぐに登り坂。
んーこの坂の先に何があるのだろうか?気になりつつも散策コースという気もしてて案内図はないので進まずに引き返した。

龍馬は脱藩翌日に梼原に到着して地元の志士宅に一泊。その案内で翌日未明にここを通って韮ヶ峠から伊予に抜けたそうだ。 ってことはここを通ったのは深夜だね。
まだ暗さの残るような時間に来てしまったけど、逆に脱藩の道としてはそのくらいの方が雰囲気あっていいね。明るくなる前に番所をぬけちゃわないと、、って気になるよね。
まだ27歳の勝海舟と出会う前の若い龍馬である。ギラギラしてたんだろうなぁ。まさか新婚旅行したり武器商人になったりするなんて思ってもいなかったろうな。

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そして最後にじっくり「御幸橋」を眺めてから渡って戻った。
どうやら一応昔から橋はあって龍馬が通っていたらしい。
橋の形としては観光的な歴史のないものではあるけど、そのおかげで気になって寄れたので有り難い。

そして天気悪い早朝から寄道できて遠出を実感。気分乗ってきた。

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