館林市内中央にある群馬県立の公園。
名前の通りツツジの名勝らしいので季節違いも甚だしい時期に来たのかもしれないけど、目的は沼。
冬の日差しに輝く沼と鴨でも眺めてのんびりしようと思って来てみた。
でも案内板見たら、あ。この公園て館林城址なんだ。。
(っていうか「城沼」って名前で気付けよ。。)
ここ最近、城跡ばかり歩いてるから今日はヤメとこうって思ってたトコなんだけどなぁ(^ ^;Δ
そっか城跡か、、来た以上はやっぱ歩きたいよね。
ってわけで沼から城跡コーナーへ歩いた。
因にツツジ園は城跡とは逆の対岸で有料らしい。っていうか実はそっちがメインの公園で、こっち側は後から整備された第二公園なんだそうな。
↑尾曵橋からみた城沼。
園内には冬桜が咲き残ってた。
こうして見ると散った部分とまだつぼみとあるから長い期間咲くのかもね。
その冬桜並木を抜けると「旧秋元別邸」という屋敷があった。
旧藩主が明治にここに建てた別荘だそうだ。
屋敷の庭先には褌一丁で投網を打つ姿の旧藩主の像。。ハイレグブリーフみたいな褌だった。
その屋敷の奥が本丸跡。
こんもり盛り上がった上に八幡神社があった。
説明には「ここに城の中心の本丸があった」とある。この八幡神社は元はもっと沼よりの八幡曲輪にあったらしい。(今は旧秋元別邸があるあたりじゃないか?)
不親切な案内だけど、ここはつまり本丸の郭の東南の隅の櫓台で、櫓を再現するつもりも無いから神社を持ってきちゃたってトコかな。
その先は「こども科学館」の裏庭で、本丸南側の土塁跡が残る。
つまり本丸の大部分は「こども科学館」になってる。
「館林城溝状遺構」という水路が移設復元。池から水を流してた。
土塁は整って無いけど、冬なのにヤケに青々と草生えてた。
そして南西の隅だけ石垣があった。石垣の説明は無い。
んーこれは多分、、土塁が駐車場側に崩れないように保全の為に作っちゃったものじゃないかな?
井戸跡の位置から考えて土塁はもっと先まであった筈だ。
「こども科学館」はあの向井千秋さんの記念館。
館林の出身だったんだ。
子供は無料で大人は¥310。大人一人で入ってもしょうがないよね。パス。
その道路向かいに「館林市第二資料館」というのがあった。
こっちは無料なので入ってみたw
けど、県指定重文の明治後期建築洋館「旧上毛モスリン事務所」というのは補修工事中だった。
奥にあった「田山花袋旧居」は見れた。
うん。洋館より日本家屋の方が興味あるもんね。
茅葺屋根の平屋の4DK。いいな。
懐かしい感じがしちゃうけど江戸時代の武家屋敷だったらしい。
なんか沼を眺めるだけのつもりで寄ったのに、盛り沢山になってしまった。。
駐車場に戻ると、この駐車場も曲輪に見えてきた。(そうだったらしい)
形が残ってない城は勝手に想像できるから面白いね。