下郷町弥五島下タ林の大川の溪谷景勝地。
国の天然記念物。
へつりは「岪(山かんむりに弗)」と書く。化けやすい字なのでひらがな表記の方が安全だけど、現地の案内板は殆ど漢字になってたのは好印象だった。最近難しい漢字の地名を平仮名表記するのが当たり前になってきちゃってるからね。
さて、ここは26年前(1992)に妹を連れて一度寄っている。(Webの日誌には起こしてないドライブ)それ以来だけど、前の121号は頻繁に通ってて、いつも「たまにはもう一度寄ってってみようかな」とか思いつつ通過してた。
その26年前は寝不足で体調不良だったのと、うるさい妹と一緒だったのもあって(つまり若かった)パッとしない所という印象だった。。
で、駐車場から少し下って塔のへつりの入り口。溪谷への階段を下った。
あーやっぱけっこう観光地。
家族連れとかの観光客のどーでもいい会話が耳に入ってヤレヤレな気分で進んで川に架かった吊橋を渡る。
対岸の岩が雨風による風化侵食で連なった塔のような姿になってるので「塔のへつり」へつりは険しい断崖の事だそうだ。
橋を渡った先で左側はもう崩れてて進入できず右側にしか進めないけど、その岩崖のえぐれた通路のような道を通れる。これって半分天然でできたような事をTVで言ってたような気がしたけど勘違いかもしれない。。あまりにちゃんとしすぎてる。でも面白い。
そしてすぐ先の岩窟っぽいトコから先も進入禁止になっていた。
進めるのは折り返して岩の上に登る石段のみ。取り敢えず登った。
上には岩窟の狭間に虚無僧菩薩の祠があった。
その先の岩の突端まで進めるみたいなので行ってみた。
若干ガクブルの自己責任風な場所だけど、岩の先に出るとワァ水面からは高いなぁとは思うけど景色的にはそんなに変わらず、ただガクブルしてみるだけの岩の先だった。
後から来る人もいそうなのですぐに折り返して石段を下りた。
やっぱり人が来出すと続々続いてちょっと待つ形になったけど、ゆっくり周りを眺めつつ岩の道を戻って吊り橋を戻った。
橋からの帰りの上り坂はゆっくり登って対岸の岩を眺めた。
岩にはそれぞれ名前がついてるようだけど、みんな仏教っぽい名前であんましピンとこなかった。
面白い景色で前に来たときの印象よりはいい感じだった。でも岩を見るならもうすこし葉の少ない寒い時期の方がいいかもね。