駐車場近くには城の説明も公園の地図も無かった。
緩やかな石畳の坂を上ると広い丘の上にやっと園内マップがあった。
丘ごと丸々城跡なんだろうけど、公園としては城址区間と草花区間と広場区間にわけてるようだった。
人もチラホラ程度。先ほど行った親水公園とは打って変わって静かな公園だった。
花咲く季節なら賑やかなんだろうね。
で、大庭城。
説明に寄ると室町中頃に太田道灌が築城(また道灌か)扇谷上杉の城だったけど後北条に攻落。最後は小田原が滅びて秀吉に廃城にされたそうだ。
関東地方はこの同じ時代に廃城になった城址が多いね。
堀の跡を「からぼり」と公園ぽく示してた。
三本の空堀で四つの郭が並んだ城だったらしい。うんうん千葉にもあるタイプだ。
その南端の郭に「掘立柱建物址」というのがあった。
ここに高床式の建物があったらしい。どんなものか何に使われてたのかは不明らしい。
いつの世も滅ぼされた側の歴史は残らず埋もれるもんなんだね。
素直に考えて此処が本丸で、そういう建物があったんでしょう。
そして南端に城址の古めの石碑もあった。
公園はジュウガツザクラがチラホラ咲いてて、紅梅?も一本だけ咲いてる樹があった。
ちょっと嬉しいけど、やっぱちゃんとと咲く季節に咲いた方がいいよ。痛々しく感じる。
此処は城の時代以外の縄文時代からの遺物が発掘されているそうで、城になる前から人々の生活舞台となってたんだそうな。
登りやすくて広く平らな丘だから住みやすそうだよね。
城だったり縄文の森だったり色んな事想像しながら歩くのは楽しかった。
結構広くて一周回ると三十分くらいになった。