竹田市荻町陽目の陽目渓谷にある滝。
陽目の里という所の駐車場から歩いた。
まずは名水茶屋という古民家屋敷風な店(と、廻る流し素麺の店)の前を抜けて、大川に沿った広い遊歩道に出た。
歴史もあって景色もいいちゃんとした観光スポットで連休中なのにやや人が少ないくらいなのは、友達曰く「ここに来るまでの道が悪すぎるから」と。なるほどたしかに。
お蔭で悠々と歩けて気分良かった。
林を抜けると川沿いに出た。流れは無かったけど、やっぱり水はキレイで底が透けて見えていた。
この観光地は水が豊富な時に来ると、この川沿いの道は崖側のあちこちが滝になっちゃって、足元びしゃびしゃになっちゃうそうだけど、今日はおとなしい滝が数条見えたくらいで行儀よい状態。
逆に水がないときだと、上の滝が頼りない姿になって残念だそうだ。。今日はどっちだろ。
川にはトンボが沢山飛んでて、みんなカワトンボかと思ったらヤンマっぽい色のもいた。サナエトンボかな(ダビドサナエ?)
「白水の滝」と遊歩道の案内板のある所から道は森に入って細くなり、大川から逸れて滝への沢に沿った上り坂になった。
あれ?ここはずっと平らな道だって聞いてたような?
といったら「こんなの登りのうちに入らないよ」と言われた。。自分も歩き慣れてた時期に来てたらそう思っただろうけど。
チラチラ覗き見える滝を気にしながら、ゆっくり登ったら中間くらいに「母滝→」とあって折れてみたら滝が見えた。チラチラ見えていた滝とは別だった。
二本に分かれて岩肌をつるりと滑り落ちる滝で、灌漑用水路とかを整備する前は岩肌全面に流れ落ちる大きな滝だったとか。まぁ仕方ない。
その滝の上からの展望台や奥に登る階段も見えたけど今は通行禁止になってるそうだ。(行けても行く気はないw)
引き続き元の道を上ると、横目にも母滝は見え、その滝の上の落ちるところも見え、落ちる手前の水溜りの水面が周りの緑を反射しててキレイだった。
で、もう少し登って白水の滝に到着。
サラサラと白く滑り落ちる爽やかな滝で、やっぱり水が綺麗で滝壺も水底を覗ける透明度。
手前はその灌漑用水の堤になってたけど、それのおかげで滝壺の青い池ができてたのでイイ効果でもある。
でもやっぱり少し水は少なめなのかな?本来はこの取水堰堤に沿った岩肌に幾つもの滝が並ぶそうだけど、今日見たところでは少し間離れて一本の滝しか見れなかった。
少し眺めて来た道を戻る。
下りは下りでゆっくりになるのが重い人の悲しいところ。昔は飛ぶように下れてたのにね。
ゆっくり下って名水茶屋まで来て「あれ?そっちの滝は見ないの?」と言われて「お茶屋跡」まで少し戻った。
この岡藩主の中川氏が建てたと云われる茶屋跡の裏にも滝があり、その手前にヤマメの養殖池があって餌を撒いてる観光客がいた。
なんか滝もヤマメも生かしきれてない地味な場所だった。。
駐車場に戻ってきたのが昼チョイ前で、ゆっくり歩いたけど見て往復して40分ほどだった。
さすがに昼は歩き始めた時より人が増えていて賑やかになってて駐車場も空きがなくなったかな?ってくらいだった。
「あーちょっと出発するの待って」と先に戻って待ってた友達を更に待たせて、空きPETを持って名水茶屋の前の水汲み場に戻った。
おいしい水だった。
「流し素麺はやらなくていいの?待っててあげるよ」とか冗談言われながら出発した。