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人見神社

君津市人見の丘(人見山)の上にある神社。
木更津から続いてた埋立地沿い(旧海岸線沿い)の丘の西端の突端の部分で、そういえば前に富津から帰るときに展望できそうなのが見えて眺め良さそうだなと気になってはいた場所。
今日はたまたま見かけた「千葉眺望100景」の案内に誘われて来てみた。

ファイル 2187-1.jpg急坂の上の広い駐車場の先にも車道の坂道は続いてて「ご祈祷・お詣りの方は神社わきの駐車場までおあがりください」とあって、上まで車で行こうか少し迷ったけど、眺望が目的だし他にも歩いてる人がいたので自分も歩いて上った。

少し進むと、石段の参道があった。
けど、車道の方が緩やかなのでゆっくり車道をまわって登った。

そして五分くらいで登り切って裏から神社に到着。
表の鳥居の前は段の山道になってて梺からちゃんと登ってくるのが本来のお詣りなのかな。
まぁ、汗をかきながら登った先で実は車でも来れた、、という事もあったので(つい先月)今回はこれでいいでしょ。

少し呼吸をととのえてお参りした。

ファイル 2187-2.jpg

境内には神社の由縁などの案内板はなかった。(祭神は天之御中主命だそうだ)
裏の本殿は繋がった建物で外からは見えないタイプだった。

拝殿の額の「人見神社」の字の横には「防衛財務次官衆議院委員 浜田幸一謹書」とあった。おおハマコーの地元だもんね。良くも悪くも千葉の議員っていったらこの人だよね。もう亡くなってひさしいけど。

さてさて、拝んだ後に目的の眺望。
まずは社殿から見て左前の、若い神木が立つ突端に出てみた。
三角点があったのでここが人見山の頂上(標高67.5m)って事かな?
此処からは南側の市街とマザー牧場方面の山が見渡せた。

ファイル 2187-3.jpg

少し厚い雲が迫り出してきてて日が陰りがちで、景色もモヤーッとしてたけど、斜面に水仙も咲いていて、ポカポカな感じでゆっくり眺められた。

そして次は、社殿右横の社務所の裏に進んでみた。
こっちには「人見浦開発記念碑」とかあったりトイレもあって公園のようになっていた。
斜面手前には「人見神社からの眺望 千葉眺望100景」の解説板もあってこっちの北西側の東京湾方向が100景ってことだった。

ファイル 2187-4.jpg

眺望は足元のくねった小糸川の先に富津市青堀の町並みと埋め立ての工業地帯。海は少し距離があるけど、ズームで覗けば霞んだ横浜のビルも見え、富津岬の先端の展望塔も小さな三角に見えた。

富津岬の左(南)側で厚い雲が割れてこぼれた陽光が海を照らしてるのが見えた。けど少し角度がなくて海も遠いいのは残念。
何が見えるかよりも小高いところに立ってる気持ちよさが良く、しばらく眺めた。

少し奥の南側に移動すると、末社の浅間大神の盛った石や小さな祠があってその奥に「菱形基線測点」というのがあった。ん?これは三角点とどっちが重要なのかな?大きいからこっちかな?(三角点はその位置の測定、基線測点は大地の移動の測定だそうだ)

そして梅の木も花を咲かせていて綺麗だった。とくに紅梅が沢山咲いていてあざやかで、桃色梅もあった。
そっかもう二月も後半かぁ。春が近づいているんだなぁ。

ファイル 2187-5.jpg

梅を見ながら歩くと「宮城遥拝標」という石柱があった。
日本が帝国の時代にここで皇居に向かって拝んでたんだね。

ってことで、その先では北の東京方面が眺められた。
足元の小糸川は河口に流れ、新日鐵の工場が海を隠してた。もちろん戦前には工場はなく、広い海から東京方面が良く見えたんだろうね。

そのまま進んで北側の車道の道に戻って駐車場に下った。
下る道は森の感じがよくて、木々の間からやや橙の木洩れ日が良かった。
やっぱ少しでも歩いた方が気持ちいいね。

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