小平市天神町の都道青梅街道沿いにある文化資料公園。
正確には青梅街道に交差する小平グリーンロードと言う遊歩道の「狭山・境緑道」区間をちょっと入ったところにあって、駐車場は無い。ので青梅街道沿いのコインPで停めて歩いてきた。
ここは妹のリクエストで来たんだけど、なかなかいい所。何軒かの文化財の屋敷を移築復元したり再現建築し集まった場所で、まず入り口には明治41年(1908)建築の「旧小平小川郵便局舎」があった。
小平市は「丸いポストのまち」として町のあちこちにレトロな赤い丸ポストがあるそうで、そんな町にふさわしい建物からのスタート。
もちろん中にも入れて雰囲気を味わえた。
この建物は移築時に電話交換業務も行っていた大正末期頃の形で復元したそうで、奥には畳の広間があった。集会場にもなってのかな?
特産品販売コナーの小屋(管理棟)はスルーで進むとその先には「旧神山家住宅主屋」江戸時代中期後半の農民家で、実はここが武蔵のうどんが食べられる客室になっており、それが目的で来たわけなんだけど、聞いてみたらうどんは11時からだそうで、それまで先に見て歩いてまわった。(ので、この古民家の概観は写してなかった、、)
建物の裏の小屋でうどんを打つのが覗けた。
その先に進むと裏の小川の辺りは、小さな畑とかもあるせいか昔の田舎の裏道のような懐かしいにおいがして、屋敷の裏ってこういうにおいだったんだよなーとしみじみ感じられてイイ気分。いいトコだなぁ。
その先には「開拓当初の復元住居」という大きく低い藁葺屋根の屋敷があった。
江戸時代初期の農民家を再現したものだそうで、屋根は裏にまわると苔がきれいに生えててリアルだった。
中に入ると土間にムシロを敷いただけの囲炉裏の居間や奥の床の間や寝間がリアル。庶民宅に畳なんかなかった時代の暮らしだよね。
囲炉裏には薪がくべられててちゃんと火がついてて熱かった。リアルだ。再現物ではあるけどいままで入った古民家で一番古い感じがした。(縄文の竪穴とかは別として)
そして次は少し時代が戻って文化2年(1805)築の「旧小川家住宅玄関棟」
玄関だけだけど、武家屋敷のような格式あるしっかりした感じがうかがえた。玄関と主家は別棟だったそうだ。玄関だけというのは少々さびしいけど、中には部屋もあり、ジオラマ等が置かれた資料室になっていた。
あとは水車小屋も覗けたけど、水車は回っていなかった。。