阿見町廻戸にある資料館。
展示物の情報も知らなかったし、テーマ的に重い印象であまり関心はなかったんだけど、前を通ったら格納庫にプロペラ機が見えたので、何だろうと気になって寄ってみた。
ら、
なんとゼロ戦!
零式艦上戦闘機の二一型!
明灰白色のきれいな機体!
え?こんなのあったの??と驚いて説明版を見ると、去年(16年9月)造られた実物大模型だそうだ。
模型とはいえ精巧に再現した実物大。きれいな未使用機の状態を見れるのは木造復元された城の天守を見るような気分で嬉しい。
しかも現存物では見たこと無かった二一型!
(みたことあったのは鹿屋の五二型、呉の六二型と所沢に来てた五二型)
大戦初期で大活躍した近接戦闘の侍。
格闘性能では後期型よりも上だったとか。
というか、子供の頃色々なスケールでよく造ったプラモデルがこれ(「たまごひこーき」は何型だろう?)空母の甲板上に並べる700/1の色塗りが大変だったけど楽しかった。
そんなことも思い出しながらじっくり眺めた。
思ったよりもエンジンカウルがポコッとしてクラシカルなコケシ風に見えた。
残念ながら正面からしか見れないけど、まぁ無料だから贅沢は言えないね、、
存分に眺めて後から来た人と入れ替えに離れた。
せっかくだから記念館も見ていこうかな?と変な形の建物に歩くとこっちは有料。。500円。
んーJAF割引もきくみたいだけど、払って入るほどの関心はないんだよな、、(何か特別な物が展示されてるっていうなら入るけど)
と、戸惑いつつ通過するとその先には「回天一型」の実物大模型があった。
これは特攻兵器の人間魚雷。上部が白いのは予科練の訓練用だそうだ。
爆発しない訓練用でも乗るのは恐ろしそう。。
(回天は148機出撃して戦果は撃沈3大破1小破1だとか、、)
その先の隣接する自衛隊基地への扉が開いてて、雄翔館(予科練記念館)へ行けるようになっていた。
そうそう前にこの「土浦駐屯地 陸上自衛隊武器学校」に戦車を見に来たときは入れなかったんだよね。こっちから入ればいいのか。
ってわけで、そっちに進んでみた。
ら、こっちは無料。え、こっちでいいじゃん?有料の平和記念館は何なの?と入ってみた。
中は撮影可だけど掲載は厳禁とあった。ので、あしからず。
予科練というのは海軍飛行予科練習生の略称で、ここに教育施設があったそうだ。卒業生で出撃したのが二万四千人、で、およそ八割の一万九千人が戦死及び殉職したそうだ。
雄翔館の中にはその卒業生の遺書や遺品等が並んでいた。
その中には戦艦陸奥の舷窓や、空母赤城のラッパ、一式陸攻の尾輪、戦闘機雷電や零戦のプロペラなどもあった。
入口には、霞ヶ浦航空隊副長を務めてたこともある山本五十六提督像があった。
知将はどういう終戦を想い描いていたんでしょうね。