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湯ノ古公園

ファイル 1839-1.jpg本巣市外山の県道沿いにある公園。
ここは絶滅危惧種の淡水魚「ハリヨ」を保護する池の公園。
「ハリヨ」は「イトヨ」や先月秋田で見た「トミヨ」の仲間。(三姉妹みたいな名前だよね)できれいな水にしか住めない魚。前に滋賀の「居醒の清水」で見たのがコレ。絶滅危惧種ではあるけどそれだけにこうした保護区は多く、ドライブがてら割と見てる魚たちである。

さて、道路向かいの駐車場に停めて公園に歩くと公園の周りに流れる水路の水がきれいで気分昂揚。

そして公園の池を見ると湧水の池のような澄んだ水で、池の水面をみたら湧いてるような盛り上がりも見えたので「ような」じゃなくてまさに湧水の池だった。

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上から覗くと魚影が濃く、すぐにハリヨらしき魚を見つけた。おお、これはこれは。
ますます気分盛り上がって期待の水中を覗ける窓への段を下りた。

池は意外と浅く、1mくらいの水位でガラス窓を屈むようにして覗いたけど、やっぱり魚が多くて驚いた。
天然ぽさのある湧水池で保護対象のハリヨ以外の小魚が群れていて、水草も生えて楽園のような水中。いいねいいね。

黄色いのはアブラハヤかな?スジのあるのはカワムツかな?

でもガラス面が水垢で汚れていて近くにいるハリヨとかがよく見えなかった。。
ので、脇にあったブラシで(あー魚逃げちゃうかなーごめんねーとかブツブツ言いながら)少し擦ってみた。。

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ら、
逆に剥がれた水垢っていうか苔を食べに小魚が集まってきた!これはいい食事タイムw ハリヨも寄ってきて近くでよく見えた。
ガラス面もクリアになって水底のシマドジョウ(アジメドジョウ?)も見つけられた。

誰も来なかったので独占でしばらくニヤニヤしながら水中観察。
しばらく見てたら、日が差して明るくなってきた。
揺らいだ水面の緩やかな波で偏光する朝日が水中に虹色の光を注いでいて天国のようだった。

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ずっと見てて飽きること無かったけどまたキリがなくなりそうなので45分ほど眺めて(120枚もの似たような写真撮って)窓から離れた。

少し池の周りを歩いてみたら、池の奥の方は水草(バイカモ)が茂ってて水面に白い花を可愛らしく咲かせていた。

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ぐるっとまわると「織部灯籠」というのがあった。本巣は戦国時代の茶人武将「古田織部」の生誕の地で十六歳まで育った地だそうだ。ああ「へうげもの」って漫画の人ね。アニメで見てた。

そしてその足元にはカエルがピョコピョコ跳ねていた。ホント大人しくしてれば気付かないのにね。
これはツチガエルだね。秋田でトミヨ見たトコでもいたな。見た目に反して綺麗な泉のトコに多いのかな。

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脇の水路も覗いてみると魚が泳いでた。
スゲー素早くて写真に撮りづらかったけど、池にいたアブラハヤやカワムツはこいう感じで川から水路を上って池に屯ってたんだな。

さて帰るか。
と思ったけどやっぱり最後にもうちょっと。

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変な顔だよねー。ぶちゃカワだよね。タツノオトシゴとかのトゲウオの仲間って思える愛嬌ある姿。

いいなーここ、楽園だよな。もう少し近くだったらなぁ。。
と、惜しみつつ車に戻った。

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