佐賀市与賀町にある神社。
欽明天皇25年(564)に建立された古社。天然記念物の大楠の案内板を見かけてきてみた。(佐賀市街は素通り、、とか思ってたんだけどね)
社務所の前の駐車場は「無断駐車禁止」とあったので社務所の人を見つけて断ってみたら「何時間くらいですか?」とか聞かれて「お参りする間だけです」というと「それなら御自由にどうぞ」、、と、ここに停めて付近を散策する場合にはってことだったのかな?
さてさて、その社務所の目の前にあった大楠に惹かれつつも、取り敢えずは一旦外に出て正面からお参り。
まずこの入口の石鳥居「三の鳥居」と石橋が国の重要文化財。
鍋島藩藩祖の直茂が朝鮮出兵の際にここで祈願し、慶長11年(1606)に無事戻った祝いに建てられた物だそうだ。
そして進むと朱塗りの楼門、これも国重文。
文明14年(1482)ここに与賀城が築かれたときの建立。佐賀で一番古い建造物だそうだ。
そして境内に進むと社殿は国の有形文化財。
ここは狛犬ではなくて右に馬、左に亀の像を通って拝殿に参った。
御祭神は与止日女神。豊玉姫命とも言い竜宮城の乙姫のことだそうだ。
そして気になってた社殿の左脇の大楠を見た。
おお、これは太くて立派な大楠。樹齢1100年だそうだ。
ゆっくり見て見上げてまわった。楠らしいぼっこんぼっこんの幹だけど堂々と纏まった形のいい巨木。かっこいいね。
それと駐車場口の楼門の脇にも大楠。こちらも樹齢1100年の古樹。
少し背は低いけど空に手を伸ばしたような枝振りが元気に見えて、神社の入口に相応しい姿に見えた。
この楠は中が空洞になってるようで、幹口から覗いてみたら、驚くくらいガラーンとしてておどろいた。
こんなにスカスカになってても緑の葉を沢山蓄えて元気にのびているのが不思議だった。
これで満足で車にもどろうかと思ったけど、そういえば大楠見てて本殿を見てなかったなぁ、、と思い、社殿の左側の方へ歩いてみた。
ら、
こちらにも大楠があった。
しかもこっちは樹齢1400年もの古株で県の天然記念物(国じゃないんだ)
根回25.5m 樹高20.5m 周囲9.77mと立派な大きさで、危なく見ずに出発しちゃうトコだった。。あぶねあぶね。
此方も堂々と威勢良く古木を感じさせない立派な姿。
葉も青々してて見上げて気持ちよかった。
またしげしげと大樹をみてたので、逆に本殿の方はよく見ずに、木との俯瞰で見て満足しちゃった。
まあいいやね。
これで車に戻った。
出発前に地図を確認。
今の左側の木みたいにウッカリ見過ごしちゃってた軽い感じで寄れるスポットなんかないよな、、と見てみた。走り出して気になって探して回ったりなんて嫌だからね。
したら少し離れたトコに植物群生地。。余計なものを気になってしまった。
まぁ草ならパッと見て終わりだから帰りがけにイイくらいかな、、とか思って出発した。