新宮市浮島にある国天然記念物の植物群落。
入口には蛇を抱えた女の子の像があり、もう夏なのにまだ藤の花が咲いていた。。
入場は有料で100円。うん躊躇しない価格。入口の窓口の小屋に入って管理の女性に支払うと「お急ぎでなければ」と簡単に案内してくれた。
この浮島は植物の根についた泥炭でできてて、その名の通り沼に浮いた島になってて、昭和初期くらいの昔は洪水とかの度に流されて移動しちゃったりしてたそうだけど、今ではもう部分的に底の部分が繋がっったりしてて動くことはないそうだ。へー。
中へ進むと浮島のために残したような沼に草の島が見えた。
水面で暴れる錦鯉や牛蛙の声を聞きながらその周りを順路に沿って進んだ。
あれ?植物はすべて天然で生えたもので稙えたものは無いと言ってけど鯉は養殖種で蛙は移入種なんだね。。生き物は仕方ないか。
中程で順路通りに曲がって橋を島に渡る。
そのまま橋の道で島内に進むんだけど、この橋が割と簡素でデブが歩いて平気かと少々心配になりつつ、島の中は思った以上に密林で、ちょっとハラハラ冒険な感じ。
この浮島は植生も珍しく、寒冷地や熱帯地の植物も一緒に生えているそうで、寒冷地の木は青い字、熱帯地の木は赤い字、地元の木は黒い地のプレートで種類を標示していた。植物に詳しい人なら倍楽しいんだろうなぁ。(残念ながら疎いです)
そして島の真ん中辺りに「蛇の穴」という泥の穴がある。これは美少女の「おいの」を飲み込んだ大蛇が住むという底なし沼(深さはおよそ34mだとか)だそうだ。
あー入口の石像はその美少女おいの像ってことか。そういう伝説なのに蛇を抱えた姿って、、、どうよ
まちがえても踏み外さないように、足元も踏み抜かないように窺いながらゆっくり歩いて島から出た。
蚊に刺されてた。。
あとは正面に回って少し広めの沼と浮かぶ森を眺めて終了。
入口の小屋には園内で写したトンボのプレートがあったので、イトトンボとか見れるかと思ってたけど、トンボは見かけなかった。。
蛙も魚も生き物を見るトコではないようで、個人的には湧くものがなかった。
けど、沼の中の浮島の森を歩き抜けるというのが面白かった。いろんな地形があるもんだよね。