釜石市唐丹町本郷にある石。
入り口の案内は可愛らしい星のマークだったので、オブジェ的な奇石とかかな?なんて思いつつ、、案内に沿って細い石段を登った。
ん、、
なんか想像と違うかも、、と神社の裏っぽい丘の上に登ると、なにやら石碑が並んでた。
あー石碑とかか、、
と少々期待はずれのような気分。周りは木々であまりひらけてはいないけど合間から覗ける下の景色を少し眺めた。
案内の石を読むと、「測量の碑」「星座石」「遺愛碑」の3つが並び、「測量の碑」は、かの伊能忠敬が測量で来たのを讃えて、当地の天文学者の葛西昌丕が建立したものだそうだ。
あーそっちか。
よくわかんなかったけど我が千葉県のヒーロー伊能忠敬の足跡的な物というので誇らしい。(千葉出身なだけで偉業を成したのは隠居して江戸に出てからだけど)
後世になって讃えるのでなくて測量直後にこうして石碑に残したものはひじょうに珍しいそうだ。
っていうか、二つの石碑はわかるけど、肝心の「星座石」はどこだ?と探した。
ら、石碑の前にある台座みたいな石が「星座石」だった。
「北緯の度数を中心に、その周りに横道十二宮と十二次といわれる星座名を配列」されてるそうだ。
測量と星座かぁ、測量は星を基準に測ってたんだねぇ。
、、とは思うけど、いまいちピンときてなく、よくわからないまま丘を下った。
県道に下りて、停めた車を過ぎてその先の「津波記念碑」というのも見てみた。
星座石の丘の先の根に並んで置かれた石碑で、
一つは明治29年(1896)の津波、もうひとつは昭和8年(1933)の津波、そして平成23年(2011)と三時代並んでた。
平成の津波記念碑には被災した地元の小中学生の文が載っていて、ついつい読んでて、涙でた。
子供たちの文章はぐっとくるわ。
そして少し歩いて湾と工事中の堤防を見てみた。
波はこの堤防をゆうゆうと越えていったんだ、、こわいなぁ。