つくば市筑波つつじケ丘の有料駐車場前、筑波山ロープウェイ「つつじヶ丘駅」の前にある有名なB級スポット。
筑波山はもう子供の頃から山登りで家族で何度か来たし、学生の頃に友達とも登りに来たし、もちろん車買ってからは頻繁にとまではいかずともコンスタントに来るくらいの身近なスポット。
とくに表筑波スカイラインが無料化されてからはよく来てたし、このつつじヶ丘駐車場までも無料の10分以内に引き返す形で何度か来てはいた。
けど、
このある意味有名なB級スポットはさすがに入ったことなく、楽しい仲間とワイワイと話のネタ的な冗談で入ってみてもいいかな、、とは思っていたので、今日は思いきって入ってみた。
まず入口に「売店で入場券をお買い求め下さい」とあったので先に売店に入って入場券購入。なんと一人500円。
っていうか、売店自体が既に昭和の昔から廃れ続けたままの姿って雰囲気で、、ry
さっそくその怪しい「ガマ洞窟」へ入場。
んー。
なんともはや、解説する気にもならない。。
内容は詳しく書かれたサイトがいくらでもあるのでそちらで見てみて下さい。
個人的には、もともとカエルが好きなので、「ガマ」というからにはもっとカエルに特化した両生類的な気持ち悪さを期待してたんだけど、カエル要素はほとんどなく、ひたすらジャンクな廃館の廊下みたいな洞窟だった。
最後の方でやっとカエルの作り物や神棚があった。
「更に賽銭まで取るつもりか」と、友達。
そして、洞窟を抜けるとさっきの売店の奥に出た。あーなるほど。
こんなの入場券買わなくてもわからないんじゃ?と思ったけど、出口が店内だから無理だね。(っていうか怒るお客さんはいないのかな?)
ある意味スゴイ。
B級どころかCでもDでもないくらいの場所だった。
洞窟は天然の洞窟なんだよね。。なんかもったいないなぁ。
さて、(写真撮ろうか?としつこい店員のおばさんを無視して)店の外に出ると、「四六のガマ生息池」という立て札と網の小屋があってグゲーグゲーと啼き声が。
「あ、ちゃんとガマガエルいるんじゃん」とか思って覗くと、、アヒルの鳥小屋だった。
あれ、池はどこだ?
とよくみると矢印が上むいてた。
え?上ってこの上?ここから登れないじゃん、、なんで階段の入口とかに立てないかな?と首傾げながら階段を登った。
階段の上は「ガマランド」
これまた廃れて寂れた廃墟的なプチ遊園地があり、通過して進むとその奥が「四六のガマ生息池」という水たまりになってた。
まあ確かに冬眠覚めたガマガエルが卵産みに出て来そうな水たまりではあるけど、、もう少しなんとかならないかな。。
他の廃墟的な部分はいいけど、せめて飯の種の主人公のカエル様くらいは大事にしてるような様子が欲しかった。
ただでさえ一般的にはいい印象を持たれづらいガマガエルが、掃き溜めから湧き出るような生き物としてより一層嫌われちゃいそうで不憫でならない。
ガマガエルはよく見ると可愛らしい生き物で、きれいな水槽とかで買えばひょうきんな動きや表情が見れるし、妙に人間ぽい体型だったりして面白い奴。(とかいいながら飼ったことはない、、)
荒れた泥沼だけじゃなくきれいな山の湿原とかにもいたりするし、印象を大事にしてあげればいいマスコットにも成り得ると思うんだけどなぁ、、、
沢山のカエルに囲まれて触れてふれあえるスポット!、、、ダメか。(毒あるし)
さて、
その更に上に登ると大きなガマガエルの象があって「ガマ明神」と奉られていた。
奉られて、、というよりは、賽銭集まったらラッキーくらいの印象。。 カエル好きとしては微妙な思い。
その「ガマ明神」の先には「手の石」「生命の石」と立て札出てた。
けど、「手の石」はどこにその石があるのか見当たらず、、
「生命の石」は少し山道を横に進んだ先にあったけど、これも廃れた装飾で覆われちゃってた。
昔、登り歩いた筑波山の山頂の方には幾つもの名前の付いた大岩が道沿いにあって、たのしく山歩き出来た思い出があったから、石くらいはマトモかと思ったんだけど、、ダメだったか。。
(今登ったら山の上の岩も微妙なことになってないか不安になった)
「ガマ明神」まで戻って、これで「ガマランド」全部かな。
ここから上には登山道が続いていた。
見下ろすとまあまあいい眺め。滑り台は別の意味で怖そうだった。
眺めイイ登山道口で、ロープウェイの駅もあって、天然の洞窟があって、大昔の修行僧の山だった頃からの名物マスコットのガマガエルという題材もあって、、と、いういい場所なのにねぇぇ。
これだから茨城県は魅力の無い県ワースト1位とか言われちゃうんだよ。
先月、レッカーの運ちゃんと茨城県についての話になったときに「茨城イイとこ沢山あって好きですけどねぇ」なんて茨城押しな事言った覚えあるけど、この「ガマ洞窟」「ガマランド」があるかぎり、ワーストワンは揺るぎないと納得できてしまうなぁと改めて思った。