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皆川城址公園

ファイル 1573-1.jpg栃木市皆川城内町にある城山の公園。
室町時代に築いた城で秀吉の小田原攻め後に廃城になり、平成に入って整備して公園になったそうだ。この前の県道は何度か通ってるけど気がつかなかったな。。

で、なんかカッコイイ山と見晴らし良さそうな頂上の展望台にそそられて登ってみた。
歩き始めてみたら意外とさっきの食事でまだ腹一杯、歩きづらかった。。山の遊歩道は細いながらも舗装されていて、園内整備用の軽トラとかは車で登ってるんだろうな、、なんて思いながらゆっくり歩いた。

ファイル 1573-2.jpg公民館前の杉林の先に出るとドーンと頂上まで一目瞭然の草木の刈られたキレイな城山。堂々としてカッコイイね。
どこの城山跡も廃城の後は歳月と共に草木に覆われちゃうけど、多分往時の山城ってみんなこういう感じだったんだろうね。草木に覆われてたら忍び込んで下さい状態だもんね。
そういう意味でも城山らしい城山って感じで登り甲斐あった。

頂上へはほぼ真っ直ぐ登る形の段の道もあったけど、さすがにキツそうだったので無理せずゆっくり廻る道を進んだ。
けどその舗装路も結構な勾配でプチ山歩き気分。少し登ると飛ばしてた梅園ゾーンに気がついた。紅梅と鑞梅が咲いていた。(帰りに廻ろうと思ってて忘れてた)

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そして小鳥も多く、歩くたびに逃げて飛び回っていた。(普通こうだよね先週の市川の鳥はサービス良さ過ぎだよね)

で、ぐるーっと北の裏側に廻ってラストは段になってた。プチ山登り気分。
登り切るとその頂点が「本丸」とあってそこそこの広さがあり、往時は建物が建てられてたらしい柱跡も埋没してたそうだ。

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しっかり苅られてるから展望台に乗るまでもなく眺めはバッチリ。特に南正面の太平山がよく見えた。その太平山の山頂にはこの城の砦的な見張り櫓があったそうだ。(っていうか、なんでそっちに城を築かなかったんだろう?太平山のほうが更に眺め良さそうなのに)

とはいえもちろん展望台にも登ってのんびり眺望。
北東から南西に横たわる東北道を足元に東の栃木市街方面に展望が開けてて、裏のゴルフ場からぐるっと360度見回せた。
(上からの眺望は大きめのパノラマ写真で3500×480

ファイル 1573-5.jpgそして下りはど真ん中の段の道。真っ直ぐ一気に下ろうと思ってたけど少し下に「見はらし平」と名のついた二の曲輪の広場があったのでちょっと折れて歩いてみた。
その二の曲輪の先にはもうひとつのピークがあって「西の丸」と書かれてたのでそれも登ってみた。
けどその「西の丸」の上は開けてなく、櫓台にもキツいかなってくらいの広さだった。

西の丸の脇から廻って一段降りると「井戸注意」と「池注意」の立札があって、小さい井戸の穴と汚れた水溜りのような池があった。往時はもっとちゃんとしてたのかな。

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で井戸から折れてジグザグに下りると「横堀」という土塁と「竪堀」という真っ直ぐな大きい溝があった。
これは攻めてきた敵の連携を断ち切る為の構造だそうだ。

眺めもいいし城の形としても楽しめたし、なかなかいい城址公園だった。

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