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猪俣の百八燈

美里町猪俣の254号に案内があったので何気なく寄ってみた所。
「国指定~」とあったので来てみたんだけど、細い坂道の上の公園の先に進むと、舗装が切れて道が無くなった。。
あれ?さっきの公園だったのかな?と思ってたらそこに「猪俣の百八燈」との案内板があった。

ファイル 1393-1.jpgてっきり108つの石燈籠かなんかがあるのかと想像してたけど、そんなものは無く、案内板をよく見たら「国指定重要無形文化財」だった。あー無形かー。。それじゃなにも無いや。

と思ったけどよく見ると丘の縁に土を盛った杭みたいなのが並んでいた。
どうやらそれが灯をともす塚になるようだ。

ちょっとその並んだ土の灯塚と丘からの風景を眺めて歩いてみた。

ファイル 1393-2.jpg

何でもない田園風景だけどいい眺め。
並んだ土の灯塚もなんか城壁みたい。

ファイル 1393-3.jpg案内によると百八燈は、お盆に地域の青少年が組分けして灯をともして猪俣一族の霊を慰める行事だそうで、大人の介入が一切無いのが特色だそうだ。
(現在ではそれに合わせて夏まつり花火大会とかもやってるらしい)
猪俣一族とは平安・鎌倉時代の武士団で、武蔵七党のひとつに数えられ源氏に仕えて奮戦し武功を上げたそうだ。
頭領の猪俣小平六は源義朝の十六騎の雄将と呼ばれ、源平合戦では西国でも武勲を上げて鎌倉幕府で高い位をいただいたそうな。へー。

その祭りの時以外はまったくなんでもないようなスポットではあるけど、普通にいい眺めで休憩できた。


ちなみに猪俣というのは学生の頃に親友ってくらいに仲良かった友達の苗字でもあって(字は違うけど)なんとなくそんな事で気になって寄ってみたっていうのもある。

タグ:楽:眺 観:具