ひたちなか市平磯にある市指定名勝地。
名前からして眺めいい場所っぽかったので来てみた。
急坂途中の駐車場から木々のトンネルのような登り口があった。
どのくらい登るんだろう?とか思いながら進むと、そんなではなくすぐに林を抜けて石碑と案内板と東屋のある展望広場に出た。
ここが「観濤所」
水戸藩藩主徳川斉昭が訪れて藩内随一の波浪の見所と賞賛して命名し、自筆の石碑をたてたそうだ。
おお、またはからずも斉昭スポット。
石碑を見ると篆文書体で観濤所?薄くて達筆でよくわからないけどかっこよかった。
そして正面にはその藩内随一の波浪の眺望。。
周りの木々でそんなに開けてはおらず、んー海しか見えない。
確かに波を見るのにはいいかもだけど、折り重なった波の流線を眺めてあな美しやと感ずるほどの優雅な感性は持ってなくて残念。
広場の芝生はあちこちボコボコでモグラだらけみたい。それはそれでのんびりした感じもする。
その芝生を先の柵まで進んで眺めてみてやっと少し足元の海岸の岩が覗けた。
やっぱ波は飛沫が上がる方が好きだな。
んー昔はもっと樹のない丘だったのかな?これくらいなら他にも眺められそうな場所ありそうな気がするけど、、
っていうか、だったら下の海岸沿いで眺めてた方が気分よさそうだよな。。なんて思って車に戻ってちょっと移動。
すぐ下の海岸の道路脇駐車帯に来てみた。
ここは以前から何度か立ち寄ってる場所。
デルよりCR-Xの頃の方がよく寄ってて海をバックに写真撮ってたかな。
ここには「清浄石」という石柱が立っていた。
清浄石は徳川義公(光圀)の命名だそうで、正面の海岸のギザギザの列に並んだ白亜紀の地層の岩のどれかが「清浄石」らしいけど、どれか判らない。。
ひょっとしたら斉昭は黄門様(光圀)より遠くを見渡したいとか思ってすぐ上の丘を「観濤所」なんて命名したのかな?なんて想像してみた。
そして以前はなかったと思う「平磯海岸ジオサイト」の案内板が立っていた。ここ最近ジオサイトの案内増えたねぇ。
地質とか鉱物とかってよくわからないけど、波が風にあたって白い飛沫を上げて押し寄せてる姿が面白かったし、海岸のギザギザの岩を波が通るときに順番にブッブッブッブと弾かれてて面白かった。