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江戸東京たてもの園

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小金井市桜町の小金井公園内にある博物園。
都内にあった古い家屋などを移築保存して集めている。

いつも墓参りの後は中途半端な時間で、とくにこの季節は無計画に廻ってるとすぐに暗くなってしまうので、今回は自分の興味主体でここに直行。妹&甥っ子ブラザーズを引き連れてやって来た。

入園料は甥達は都内の小中学生なので無料。ウチらも「ファミリーデイ」とかで半額の200円で入れた。

ファイル 1275-2.jpgまず建物の中では特別展「ジブリの立体建造物展」というのが開催されてて、ジブリ作品の建物等の背景画とジオラマが展示されていた。
勿論ここは撮影禁止。アシカラズ。

さすがにじっくり見入る人が多く結構な混みようで、列が動かなかった。。
ウチらはじっくり見るほどではなく列から出て飛ばしてスイスイ進んじゃって、ジオラマくらいは少しゆっくり眺めつつ他はさらーっと通って外に出た。
一人だったらじっくり見てたかな?(いや、やっぱ渋滞にイライラして飛ばして見たと思う)

で、外は常設の建物ゾーン。
まずみんな空腹と言うことで食事できるトコを探して、東ゾーンの奥まで一気に歩いた。

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その東ゾーンの街角の一角にある灰色の蔵の2階がうどん屋になってて武蔵野うどんが食べられる。
おお雰囲気あっていいじゃん。

二階に上がると少し列になってた。
四組待ちで十分チョイで席に着くと饂飩はすぐに出てきた。

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武蔵野うどんと言ったら太くドスンと重みがあって腰の強いもんだとばかり思ってたけど、ここのはツルツルしこしこの中細麺で素麺のような味わい。みずみずしさは上州うどん風にも思えた。
自分も妹も印旛の店の武蔵野うどんを想像して食べたので驚いた。けど、これはこれで美味しい饂飩だった。
三人つめたいつけ麺で食べたけど甥(下)だけは温かい汁麺。
ちょっと汁もらって啜ってみたら、これはこれでまた違っていい味わいで美味しかった。へー、いろいろあるもんだ。


さて、腹ごしらえしたトコであらためてゆっくり古い建物を見てまわった。
まず東ゾーンは明治から昭和の商家などの建物が集まっていた。
ここはちょっとした下町の商店街みたいな感じになってた。

ひとつひとつ見て回ったけど、どの店も場所も時代もばらばらで、チグハグな筈なのに馴染んでて面白かった。
個人的に良かったのが和傘屋の和傘を組立てる行程の模型が細かくて面白かった。

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そしてやっぱりいいのが銭湯、千住にあったという「子宝湯」
昭和の銭湯が懐かしい。天井がカッコいい。そしてやっぱ富士山だよね。

あと良かったのが、下谷にあったという居酒屋「鍵屋」
建物は安政(江戸末期)築、店内は昭和中期の姿だそうだ。
うわーこういうトコで飲んでみたいなぁ。

ファイル 1275-6.jpg通りを出ると、表には都電(ちんちん電車)が静態保存。
これは世代じゃないから乗ったことはなかったけど、車内の木の床とか椅子の感じとかは馴染みある感じでイイ。甥っ子は「この椅子ムリ」などと言ってた。。

その都電の前は、昔の遊びの広場になってて、竹馬とか自由に遊べるようになってた。
意外なことに、普段はサッカー部でキャプテン務めるような運動神経イイ甥っ子が竹馬は全然出来なかった。
「えーちょっと貸してみ」と代わってみたら運動苦手の自分が簡単にヒョイヒョイ乗れて面白かった。やっぱ昔やってたのって覚えてるもんだね。妹も普通に乗れてた。
甥達は悔しかったらしくムキになって竹馬に挑戦するも数歩しか進めず終いだった。しっしっし。

少し戻ると雰囲気変わって実業家の別邸や伊達家の門などが並ぶお屋敷ゾーン。
ここはそれぞれ軽く見つつ、高橋是清邸だけは靴を脱いで上がってみた。
飾りは質素ながら御殿と言っていい大きさの屋敷で、縁側の広く大きいガラス戸が印象的。いやぁ明治のガラスは味があるねぇ。(甥っ子には「絶対さわるなよ」と注意したw)
二階も上がれた。この二階が二二六事件での殺害現場だそうだ。南無。

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西ゾーンに進むと、田園調布の洋風住宅とか洋館とか近代建築の家とかが並び小洒落てた上に人も多かったのでスルー。
一番奥は茅葺きの農耕古民家が集まってた。こういうのがいいね。小さな畑まで再現されていた。

という感じで軽く見て回っただけでも充分すぎるほど楽しめるトコだった。
だって、他じゃ一軒二軒あるくらいの文化遺産が揃って集まってるんだもんね。濃いよね。
あまり興味なさそうだった甥っ子達もわりと楽しめたようでヨカッタ。

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