前回もそうだったけど、職場で「青森に行って来た」と言うと何故か必ず聞かれるのが「キリストの墓行った?」
それで気になってて来たという訳ではなく、たまたま通ってみたらちゃんと道路の案内標示もあって公園にもなっててっていうのが意外だったので寄ってみた。
ここ新郷村戸来の「キリストの墓」はB級スポットとして取り上げられることが多く僕もWebで見かけたことあって知ってたけど、オカルトというかカルトというかあまり興味ないというか触れたくなかった場所だった。
だってぶっちゃけさ(ふれるけど)、日本に「キリストの墓」ってどうかと思うよ。なんか某国が色んな起源を自国の物だと言い張るのと同じレベルじゃん。義経がチンギスハンだったとか沖縄がムー大陸の一部だったとかそういうの嫌いじゃないけど漫画的だよね。
だからもっと勝手に作っちゃった感あるような場所かなぁ、、と想像してたらちゃんとしてたので逆に寄ってみようと思った。
ちょっと長い前置きになっちゃったけど、公園は丘になってて駐車場から坂を登る。
爽やかな森の緩やかな坂で、ゆっくり足元見ながら登ってたらカブトムシを見つけた。
おお。40年ぶりくらいで野生のカブトムシをゲット。メスだけどなんか嬉しい。夏だねえぇ。耶蘇様のプレゼントかな。
そして丘を登ると整った公園って感じのトコに出た。なんかすごく雰囲気のいい場所で、神聖な感じがした。
すっかり気分良く、イイ解釈を考えながら到着。
お墓って要は記念碑だから、残された人が故人を偲ぶ場所なので別に骨が無くてもいいし、どこにあってもそりゃかまわないよね。
、、とか思ったけど、ここにある説明では。。
ゴルゴダで磔になったのは弟で本人は日本に渡ってここ新郷村で106歳まで暮らした、、、そうな。んーーーマジですか。
そしてその上の丘の頂きにキリストの墓。向かいには弟のイスキリの墓。
双方の墓の間にはエルサレムから友好の証として寄贈された石碑があった。んーーーマジですか。
正直、僕はキリスト教じゃなので、(むしろクリスマスなくなれと願う立場)どこに墓があっても言い伝えがあってもかまわないけど、世界のキリスト教の人はどう思うんだろうね。
でもそんな関係のない僕だけど、今までちょこっと行ったどの教会よりもいい雰囲気を感じたというのは、、カブトムシのおかげかなw
お墓の後ろに教会、、かと思ったらそうではなくて「キリストの里伝承館」という資料館。
ここは5時までだそうで、ちょっとの差で閉まってた。
開いてても有料だから入らなかったと思うけど。
顔ハメとかあって、やっとB級っぽい感じした。
そして帰りの道も別にあって、森の階段の道を下る。
その下には小さな滝の音と共に小川が流れ、手入れされた花壇が並ぶ谷間の散策路って感じになってて雰囲気良かった。
そして駐車場まで戻ると、ああやっぱまだ蒸し暑いわ。
公園内は涼しげで良かった。
はじめは眉唾で怪訝な印象で歩き始めたスポットだけど、この場所自体はとてもいい感じを受ける好スポットだった。
キリスト云々は詮索意見しないけど、それを別にして他の要因だとしても何かしらパワーの集まる場所だったんじゃないかな。
と感じた。
(好印象は他に誰も人がいなくて自由に歩き回れてたからで、熱心な人や茶化してる人が来てたらまた違った印象だったかもしれないね)