石巻市日和が丘にある小山の上の公園。
下の北上川の中洲にある「石ノ森萬画館」から丘の上に展望台らしき東屋が見えてたので、どこだろうと探して来てみた。
あれ?最近同じ名前の公園行かなかったっけ?あー酒田の最上川河口だ。
こっちは北上川河口。最上と北上か。そうかそうか。
思いのほか人が多い人気スポット。駐車場は中型くらいで満車で待ってる車がいた。。
けど、割と出る車もいて回転よく、すぐに入れ替えで停められた。ナイス。
そしてまずは駐車場目の前の木陰の中に見えた東屋に歩いた。
おーおーここだここだ。下から見えてた東屋。樹々の間からだけど北上川と石巻市街がよく見えた。
そして表に歩くとこの丘の頂上は大きな神社「鹿島御児神社」があった。武甕槌とその子の鹿島天足別を祀った歴史ある神社。
そしてその正面の鳥居の前に広く見渡せる石巻湾の眺めが素晴らしかった。
眺望に感謝の気持でまずはお参り。
さっきの市街側の展望だけを考えて登ってきてたので、こっちの海方向までこんなによく見えるとは思ってなかった。
来てよかった。
鳥居の脇から見下ろせば、北上川の河口から、先には行こうと思ってたネコの島「田代島」も見えていた。
そしてこの丘の造形もいい感じで「城でも造りたくなっちゃうな」なんて話してたら、やっぱりココも城跡だったらしく「石巻城趾」という石碑があった。
説明を読むと城と言うより領主の館って感じだけど、鎌倉から戦国までの城だったらどこもそんな感じかな。
さて、この山を下りたら石巻焼きそばを食べよう!なんて話してたけど、公園内にも店があって「石巻焼きそば」の幟が出てたのでここでたべる事にした。
入った店は「金兵衛茶屋」
外にお面が並んだ祭りの夜店風な店舗。
店内は有名人のサインも多く、古くからの店のようで(創業100年の歴史ある店だったらしい)震災時には避難してきた市民の拠り所になってたそうだ。
「石巻焼きそば」は自分でソースをかけるタイプ。
そのままだとまるで味がない油炒めソバだった(常陸那珂のも自分でかけるタイプだけど、あれはそのままいけそうな味だった)
で、ウスター風味のソースをかけると途端に美味しくなった!
ソースのおかげというより組み合わせかな。いい味。
最初は軽くかけてみて、半分食べて後半は更にかけてみた。ソースは意外と濃くもなく「あ、かけすぎちゃった」と思ったけど、悪くはならず最後まで美味しく食べられた。いいねこれ。
そして外に出て園内地図を見ると、鳥居の先にも展望台があるようなので行ってみた。
こっちは桜の斜面になってて見覚えがあった。
震災後のテレビ中継でよく映ってた場所だ。
こっちは最初の東屋よりもよく市街方面が見渡せた。
そして眺望ポイントあちこちに震災前の眺望パネルがあり、目の前で見比べることができる。空き地になってるトコの大半は建物があったトコて驚く。
鳥居の前からは見づらかった西の奥松島方向も、桜の斜面越しによく見えた。
正直、震災の街は眺望して暗い気持になるかな、、とかも思ったけど、全然そんな気にはならず、好天の青空と爽やかな風で気持ちいい眺望ができた。
ここは石巻に来たら是非とも来た方がイイとオススメしたい。(ので、もう少し道路案内を充実して欲しいと思う)