愛南町御荘平城の馬瀬山頂公園にある施設。
文字通り、旧海軍の局地戦闘機「紫電改」を展示している。
ここは前に一度来たんだけど、その時は今日よりももっと早い時間(6時)でもちろん開いておらず、窓からガラス越しの遠目に覗いただけで立ち去って残念だった。
今回はちゃんと時間調整して開館の9時に合わせてこれた。
なんと入館は無料だった。知らなかった。嬉しい。
入ると建物中央に「紫電改」
この機はこの目の前の久良湾に墜落して沈んでたものを昭和53年(1978年)に引き上げて修復したもの。
零戦は国内何ヶ所かでみれるけど、紫電改はこれが現在国内で見られる唯一の機体。
やっぱり少し大きくてドンとした印象。実際に見るとカッコいいなぁ。
ゆっくりたっぷり周り見て回った。
零戦ばかりみてたからこの小さめの操縦席の天蓋がかわいらしかった。
それと主翼の付け根脇上の曲線が魅力的。水上機のフロートを思わせる曲線はやっぱり川西の機体だなぁ!と思った。
展示も面白く、ゴム被覆の防弾タンクとか20mm機銃の弾丸とかジュラルミン湯たんぽとか色々。(湯たんぽは紫電改に関係ないと思うけど)
そして艦上爆撃機「天山」のプロペラなんてもんも展示されてた。
これも愛媛で引き上げられたものだそうだけど、三崎町二名津の沖(佐田岬の方)だから此処からは近くないね。
そして模型も単体のものからジオラマまで沢山あった。
とくにこの紫電改が所属してた343空松山基地は広いジオラマで見ごたえあった。
一人で来てたらパーッと見て10分くらいで終わっちゃいそうな所だけど、一緒に行った友達のくにさんと話しながら(彼の方が戦闘機に詳しい)ゆっくりまわって、隅まで見て一時間。たっぷり楽しんだ。
外に出るとやっぱり雨。
建物目の前の久良湾の眺めは霞んでたし8年前より樹が繁って隠れ気味だったけど、少しは見下ろせた。(でも紫電改が引き上げられた地点はちょうど中央左側の樹で隠れてた)
でもこんな雨の日ながら(石垣の里も含めて)充実して大満足の寄り道になった。