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筑波海軍航空隊記念館

ファイル 1114-1.jpg笠間市(旧友部町)旭町にある旧海軍航空機練習基地の記念館。
ここは昨年末から公開のヒット映画「永遠のゼロ」のロケでも使われたこともあり、現存する官舎が期間限定で公開されているということで友達で集まって来てみた。
(五人で来たけど映画を見たのは実は二人だけだったりして)

入館料は500円でJAFで一割引。
一階は映画の予告編や航空隊のビデヲを上映してた。パーッと見て、、とか思いつつ、ついつい見入ってゆっくり立ち見。

そして撮影場所の階段をのぼって二階へ。
これは映画でも印象的な場所だけど、思ったよりも狭かった。

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館内は割と天井高く壁の枠組みとかに軽い装飾があったりして、昭和初期の建物らしい小さいけど余裕ある建物っていう雰囲気が感じられた。
っていうか、友達も言ってたけど自分らが子供の頃はまだこういう建物が多かったよな。小学校なんかも古かったし。
軍の指令棟なんてもっとバッサリしてるのかと思ったけどそうでもなかった。(戦後に病院でつかわれてた頃の改装だったりして、、)

旧司令室は撮影用に飾られたのか壁がそれっぽかった。そして小さなベランダに出れて少しの展望。いい天気。

ファイル 1114-3.jpg

てっきり映画で撮影したのは外観と階段くらいで後はスタジオかとか思ってたけど、そうではなく、司令室から廊下から病室のシーンも此処だったようだ。
どこの部屋も映画のどのシーンで使われたかとかの案内があって丁寧だった。

そして他の幾つかの部屋は資料室。
パネルや写真や日誌や手紙、飛行兵の装備品や「赤とんぼ」の木製プロペラとかもあった。
これ、一人で来てたらあまり時間かけずにパーッと見るだけで終わっちゃいそうなくらいの内容ではあったけど、友達と話しながら(話も逸れながらw)じっくり見てまわってたので意外とたっぷり。

そして最後に一階の入口脇の売店を覗いた。
ここは奥の方が雑誌や模型の観覧休憩コーナーになってて、模型を見て戦闘機の話をしてたら、飛行服のコスプレした若いあんちゃん(スタッフ?)が来てかなり詳しく戦闘機からの話を解説。けっこう深く面白く話すので楽しめた。

ファイル 1114-4.jpgそして外に出ると、これも戦時の現存物の号令台。
裏から中に入れるようになってるらしいけど、号令台の中に入って何するんだろう?

ってかんじで三時間もたっぷりのんびり。
実は前に来たって言う別の友達のに「あまり見る物もなくてガッカリ」と聞いてたんだけど、やっぱこいういう戦闘機とか好きな友達とかとワイワイまわると楽しめるね。
(ひとりだったらイマイチだったかも)

若い特攻隊員を送り出した飛行訓練基地だけど、じっとりするような暗い雰囲気もなかったし、辛く悲しい思いもあれど、戦争前の祭りの風景や地元の人との交流場面とか明るい笑顔の写真も多く、厳しい時代と過酷な運命の短い一生の中でも、この基地での訓練は勇ましく輝ける場所だったのかもしれないとか思えた。

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