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川の駅 水の郷さわら

ファイル 1082-1.jpg香取市佐原の356号沿いにある道の駅に併設された施設。
物産店や飲食店があって賑やかな道の駅側とは対称的に、河川事業や防災管理などの資料館になってるこちらは人も少なくとても静か。
休憩するならこっちの方がいいね。

ちなみにレンタル自転車はこちらで貸し出してて1日300円だとか。佐原の街を巡るのに良さそう。(腰が治ったら借りてみようかな)

建物のロビー入口入ってすぐ端に小さな水槽があって、「白ザリガニ」というのがいた。
青いザリガニ(アルビノ)とピンクのザリガニ(そういう個体?)を掛け合わせたら白くなったそうだ。へー。
青いのとピンクのはいなかったけど、白いのは確かに白くて面白かった。

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ロビー中央には藁?で作った大きな鯉がある。
川の駅っぽくっていいね。
これは祭りで使うものだそうで、山車の上に乗せて町中を練り歩くそうだ。
祭りの時に来てみたいなー。

ファイル 1082-3.jpgさて、そういえばここの2階って上がったことなかったな、、と思って階段を登ってみると「防災教育展示室」という無料の資料館になってた。
「撮影もOKなのでご自由に見てってください」と声かけてきた管理人以外に人はおらずガラガラだったのでゆっくり見てみた。

防災教育っていうから、ちょっと子供向けの教育チックな感じかなとか思いきや、利根川の河川の治水防災だけでなく堤防や水運の歴史などが解説された大人向けの資料館になってた。
利根川近辺はしょっちゅうドライブする馴染みの地域だけに割と興味深く面白かった。

奥の大型モニターは少し隠れた形になってたのでベンチにくつろいで、「利根川物語」と言う7分間のVTR見ながら横になったりして腰が伸ばせた。ありがたい。

特に面白かったのは歴史コーナーの「利根川絵巻」という幕末の地図。
銚子の河口から上流の群馬の山までの利根川流域が書かれてて、ここに明治時代の古写真も貼られててゆっくり見て楽しめた。
まだ霞ヶ浦も手賀沼も印旛沼も大きく川とつながってて、街道沿いより水辺に村が連なっていたようだ。

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洪水と稲作の歴史は小さめの模型で解説されてた。
ほうほう、田圃の中に盛土の道があったりするのは洪水対策だったのか。

治水コーナーでは伊能忠敬の佐原付近を測量した地図とか利根閘門も解説されてた。
「浚渫船利根号」の1/20模型もかっこよくいろいろゆっくり見れた。

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腰も伸ばせたし、いい休憩になった。
そして少し勉強になった。
利根川については知ってるようで意外と色々と知らなかった。
昔の利根川が中川となって東京湾(江戸湾)に流れてたのを江戸幕府の治水工事で鬼怒川まで流れを変えて銚子を河口とする川に作り変えたっていうとこは知ってて、「栗橋から守谷までは作られた水路だったのか、、江戸幕府スゲーなー」、、なんて思ってたけど、そうではなくて、いつ頃からかはハッキリしないけど、度重なる洪水などでこっちに流れる川は自然に出来てたんだそうだ。それを整備して本流にしたってことなので水路じゃなくて川は川なんだそうだ。
それを知って「実はここら辺はホントは利根川じゃないんだけどねー」というわだかまりも少し薄れた。

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