阿波市阿波町桜ノ岡にある浸食された砂礫の崖の景勝地。
ここは23年前に初めて四国に来たときに唯一寄って歩いたスポット。
別に興味あった訳ではなく、宿から近くで朝食までの暇潰しの散歩ドライブで寄った場所。
いやー若い頃はホントに全然寄り道しなかったからねー。走り続ける事こそドライブだと思ってたし、体力的にもそれが出来てたからね。橋を渡って四国と言う未知の道を走れればそれで良かった。(瀬戸大橋も一気に駆け抜けた)潔いし純粋だった。
いやいや寄り道ばっかの今は今でいいけどね。
そんな今の目でもう一回見ようと再訪。
車を停めて歩くと道もキレイで、土柱の正面に展望台と昔より立派な案内板があった。
おお、相変わらずの面白い地形。
昔よりは崩れたかな?23年程度じゃそんなに変わらないかな?そんなで変わるような地形ならこうして残っちゃいないよね。
そして土柱の上を歩ける道が伸びてる様だ。そうだったっけ?前は行ったっけ?
取り敢えず進んでみたら、思い出した。
ああ、歩いたわ。
なんかえらく寂しい森の中のマイナーっぽい遊歩道。
膝が痛かったけど、懐かしさも手伝ってぐんぐん下ってぐんぐん登った。かなり汗かいたw
登りきると、何やら廃墟っぽい閉まった売店があってその屋上が展望台になってた。
んーこれは記憶にないな、、、多分気にとめる事もなく土柱に進んだんだと思う。
今回は登ってみよう。23年前の取りこぼし。ちょっと頼りないな鉄錆の階段をタントンと登った。
土柱の裏の阿波市の眺望。これはいい眺め。
吉野川の対岸の山まで良く見えた。
展望台を下っていよいよ土柱の上に進んだ。
うーん
上から見る土柱は柵も何もなくて、なかなかワイルドな場所だな。
高所恐怖症の人は来ない方がイイかもね。
足元崩れそうだけど、これ国の天然記念物だから崩しちゃったらマズイよね。
っていうか落ちないようにしないとね。(落ちた人いないのかな?)
と、崖っぷちの際から気を付けて下を覗いた。
そんな感じで際では落ちないようにと慎重だからいいけど、山側の道を進む時はその分油断して歩いて何度か滑って転んだ。
ここねぇ、ポロポロの地面が歩きずらいんだよね。傾斜あるし。サンダルでは危ないわ。
なんか、やっぱりかなり崩れてるよね。遊歩道として整備されたコンクリの段が異様に出っ張って立って並んでた。これは周りが崩れたようで、作られた頃はそこまで地面があったってことだよね。何年前に作った段だろうか。
この段の脇でもコケた。
そんな感じで腰を打ったりしながらも端の方までまで歩いて、その先は土柱の裏に下る道がちゃんとしててホッとした。
歩きづらい道を結構下ったから戻るのはイヤだった。
最後は下まで降りきって見上げて見たりした。
下からの方が壮大に見えるかな?とか思ってけど、そうでもなかった。
上から見下ろす方がスリルも手伝って面白く見れるね。
少しゆっくりして汗が引いてから車に戻った。