支笏湖と樽前山の間にある谷間の景勝地。
枯れた渓谷の狭い岩壁全体に苔が生えて緑の回廊になってる神秘的なスポットだとか。
去年来たけど朝早くて閉まってたのでリベンジ。今日はばっちり開いてた。
まずは入口の管理棟で維持費の寄付金だとかで100円払って入場。
(無料じゃなかったんだ、、)
洞門までの750mの遊歩道を歩いた。
道は程よい湿度で涼しく爽やか。早速道端の小石も苔むしてたりした。なるほどなるほど。
少し歩くと青空見えて日が差して気持ちいい森林浴。
。。。なんだけど、立て札に「ここはヒグマの生息域です」とかあって、無闇に人を襲うことは無いとかあっても昨日ヒグマで滅んだ山村を見てきたばかりなので不安。
周りに警戒と索敵を怠らず早足で進んだ。
そんな気分のせいか道はやたら長く感じた。
ほとんど傾斜なく平坦なんだけど、地面が土じゃ無く砂の為に歩きずらく、先月館山で行った砂山のように足をとられてエラく草臥れた。
なんだこの砂。。ああ、そうか、昔川だった所だっけ。
これ、熊が出たら慌てて転んで即行で喰われるな、、、
しばらく歩いてたら前を歩く人達が見えた。少しホッとしてたらすぐに奥の洞門入口に着いた。
洞門へは組まれた足場の階段を登って進む。
が、
足場はすぐ先で行き止まり。「進入禁止」
。。。。。
崩れた箇所かあって奥まで行けないっていうのは知ってたけど、こんな入口すぐで終わりだとは思ってなかった。。
がーっかり。
長い道を歩いた甲斐がなかった。
それにこの入口あたりは日が陰ってて暗く緑に苔むしてた素敵な回廊って感じは薄かった。
ほんの少しでも入口の10mだけでもこの峡谷に入って苔の壁に包まれてみたかったけどダメだった。
自己責任で100円分、、、なんて思わなくもなかったけど勿論ヤメといた。
取り敢えず入り口付近の苔でも見て御慰み。
苔にはいろいろ種類があったけど、一番多く印象的なのが岩肌を覆うモリゾーだかスーモだかのような柔らかそうな毛皮みたいな苔だった。
思わず撫でてみたくなったけど(100円分)それも自然破壊だろうからヤメといた。
ガッカリ気分で長い道をトボトボ戻った。
もう途中で飽きて、熊でも出てこないかな、、なんて行きと逆の事考えながら周り見まわして、虫やらキノコやら見て歩いた。
管理棟で(対応悪くあまり感じの良くない)管理の人にちょっと話を聞くと、洞門は2001年の落石以降の立入禁止だそうで、今後も「国立公園なもんで勝手に補修とかできないから入れるようにはならないでしょう」とのことだ。
凹んだ気分の修繕費で100円程度の寄付金を要求したいところだけど、ヤメといた。
途中で見えてた青空もまたすっかり隠れて、ガッカリな気分を形容してるようだった。