北海道の恐怖スポット。
苫前町古丹別に昔あった三毛別という村落で起こったヒグマの事件跡地。
巨大なヒグマに襲われて7人が食われて死亡、重症3人と言う凄惨な事件で、ちょっと前にネットで熊の被害を調べてて知った。
サイトには、かなり生々しく推移が記録されてて、読んでて怖くなった。
(「三毛別羆事件」でぐぐるとWikiでも詳しく出てるね)
そんな大正時代の事件の跡地だけど、来てみたら町から随分離れた奥の奥で、こりゃ心細い場所だなぁ、、と不安になる山間の僻地だった。
そんな羆跡地には、何やら手書きの案内板があり、小熊のような木像にドキリとさせられたww
そしてその奥に当時の民家が再現されてて、巨大な熊の像が正に襲わんとしてる状態だった。
うえーー正に怪獣!
2m70㎝の羆って巨大過ぎる。。
(体長というのは四足状態で頭から尾までの長さを言うらしく、足を除いているので270㎝は立ち上がると350㎝になるそうだ!)
っていうか家ボロ過ぎ。。。
大正時代の山間の民家ってこんなだったの?
これじゃ羆が巨大じゃなくても襲われたらひとたまりもないだろう。。と、驚いた。(その前にこれで冬の寒さを凌げるのか?)
家のなかにはパンフとかスタンプとか置かれてた。
そう言えば、記念スタンプとかって全然興味ないんだけど、凄惨な事件現場を少しでも観光地っぽくしようとする気持ちをくんでスタンプ押してみた。
さて、また戻って手書きの案内図を見直してから、付近を歩いてみた。
家の少し脇に歩くと、その羆の爪痕が残る樹木があった。
その足元には熊穴と言う穴があった。羆が捕った獲物を一旦埋めたって穴かな?あぁ、尻だけ食われた人がここに埋められて助かったんだっけ。(、、それは別の事件「石狩沼田幌新事件」)
その他にも羆の足跡なんて案内図にはあったけど、それはさすがに分からなかった。
その脇に苔むしてた倒木は、その当時からあったものだそうだ。それはどうでもいいような気がするけど。
事件の記録さえなければ爽やかな木陰の心安らぎそうな場所だった。
自分一人ではなくほかにも見てた人がいたので、歩いてて怖くはなかったけど、案内板に「現場周辺に熊が出没しています、食べ物などを供えないようご協力願います」とあったのは冗談なのか何なのか。。演出?
こんなトコで熊出たら小さくてもびびってエサやるなんて余裕は無いだろうさ。
(いやいや、ゴミを捨てて帰るなという意味らしい)
いやーこわいこわい。
ドライブしてると路上に野生動物出てこないかなーなんて暢気に考えたりしてるけど、3m50の羆なんて出てきたらヤバイな。。しっこちびるよ。。屋根開いてるから簡単に食われちゃうよ。
しかも熊は虎とかと違って息の根止めずに生きたまま食べるってうから恐ろしい。躍り食いってやつだね。(おどりたくない、、)
自然は恐いな。大正時代の事件が今だ衝撃的に語り継がれてるくらいだから村を襲うなんて滅多にある事じゃないんだろうけど、侮っちゃダメだよね。
北海道の厳しさと先人の苦労を考えさせられる場所だった。
それでもやっぱり屋根は閉めずに出発した。(^_^;