北海道最北端にして現在の日本国内で普通に行ける北端の地。
ちなみに最北端は北方領土の択捉島の岬だそうで、ご存知のとおりソ連時代から引き続きロシアに占領されたままで一般的に渡航は出来ない。
ここは何度か来てて、天気悪くて通過なんて事もあったけど、今日は流石にこの好天で見張らせそうなので寄った。
で、猿払あたりから見えてた樺太はよりクッキリ。
ズームで写したら建物まで見えた。
日本から目視出来る外国はここくらいなもんかね。(南樺太は終戦まで日本領だった土地だけどね)
海の水もキレイで、ゆっくり眺めようと思ったけど、「すいませんシャッターお願いします」の依頼が立て続けに四軒も入って落ち着かず(他にも独りの人いるのになぁ)写してあげたあと逃げるように海岸線を散歩した。(あ、慌ててて間宮林蔵の像を写すの忘れた、、)
海にはカモメものんびり日向ぼっこ。
その先には浅瀬で何か採取する漁民が幾人もいた。
朝日気持ち良く歩いてたら端の堤防まで来ちゃったので折り返し。
戻るとバスが来る時間らしく、海岸は空いてバス停が賑やかだった。(このタイミングで来れたら良かったのに)
さて、今回は背中の丘にも登ってみた。
丘の上には灯台もあるのにそう言えばまだ一度も歩いた事なかった。。
宗谷岬灯台は赤白のしましまなたけで四角く特徴的でもないし、周りが藪で展望も出来ず、観光客を寄せ付けない地味な雰囲気の灯台だった。
まぁ取り敢えず横目に見るくらいで通り越して、その向かいの広場に歩いた。
広場の中央には「祈りの塔」と言う塔が立っていてその袂の花畑に「アルメニア(はなかんざし)」と言う花が咲いていてキレイだった。
そしてその丘の広場の崖側になにやら古めかしい展望台らしき建物があった。
近づいてみたら「大岬旧海軍望楼」と言う旧軍の見張り台だった。
へー渋い。
説明によると明治35年の建設で、当時の軍艦の艦橋を模した形なんだそうだ。なるほどカッコイイ。
周りを一回り見て回って、さぁ屋上の展望台に上るかと思ったら、、あれ?階段は内部なのかな?上れなかった。(帰ってからWebで見たら脇に螺旋階段が付いてた。。危ないから外されたかな?)
まあ展望は建物に上らずともその前からでも広く見えてたので問題ない。
悪天候や冬だったら中に入りたいとこだよね。
他にも戦時中に海峡で沈んだ船の慰霊碑や、銅像や、モニュメントがあってもっとゆっくり楽しめるけど、そろそろ出ようと丘を下った。
北端証明書とかあるトコがまだ開いてなかったのがちょっと残念だった。(けど、どうやら証明書は有料だったそうだ)