黒川石油公園

胎内市下館にある遺跡公園。
ここは胎内の子を推すもっとずっと前から知ってて興味持ってたんだけど一度も来たことなかった所。
以前、此処胎内市の海沿い(113号)を走ってて海上に見かけた洋上プラットフォームに興味持って、帰ってたから調べたら国内唯一の海洋油ガス田だそうで、この地域は古くから石油の沸く地域で、実際に原油が湧き出している公園があると知った感じだったかな。

まぁ今日はもうこれで帰ろうと思ってたから時間は余裕で、最後に一カ所くらい寄って帰ってもいいかなとか思ってたトコなので丁度良かった。

で、そんな日本唯一と誇れそうな歴史もある遺跡でもある公園だけど、表の国道から真っすぐ来る道はなく、マイナーな細い集落を抜ける道で来てみたら、駐車場はあったけど線は引かれてなくてはっきりせず、公園の入口も「臭水油坪跡」という案内とシンボルタワーという木組みの櫓はあったけど、なんとなく他は雑で荒れた感じで勿体なく思えた。
その案内板に「国指定史跡」とあり、「奥山荘城館遺跡」ともあり、『日本書紀』に「越の国、燃ゆる土、燃ゆる水とを献ず」と記され、西暦668年に原油を天智天皇に献上してたそうだ。ああ去年行った「近江大津宮」の天智天皇かぁ。そしてこの黒川油田は明治期に英国人シンクルトンの指導で近代的な井戸が数多く掘られ、昭和には機械式になったけど戦後衰退して昭和55年に終了。いやでも思ったよりは最近まで現役だったんだね。

さて中に進むとその先にあるのがシンクルトン記念館という資料館。
手前の道は汚れててその両脇の原っぱは「天然ガス湧出ポイント」とあった。その原っぱからにじみ出る様に道に流れ出てるような汚れがガスというか石油なのかなとか思ったけど、ガスが出てる感じはしなかった。

ガスはずっと出てるわけじゃないのかな、、とか思ったけど、足元を見たら枯葉と泥との間のアスファルトの隙間からにポコポコと泡が見えてガスが出てるのが見えた!よく見ると何カ所もあちこちでポコポコ言って噴き出してて、まるで原っぱの方じゃ目立たないからと道まで乗り出しして主張してるように見えてかわいかった。建物手前の水溜めた所で派手にボコボコ出てたのもガスかな?
千葉も天然ガスは産出してるけど出てるトコを見れる所なんてないからねぇ。面白くしばらく眺めちゃった。

動画も撮ってみた。

さて、その「シンクルトン記念館」、たしか閉鎖中だったんだよな、、とは思いつつ近づいたら「開館中」と伊野が見えた!お。ラッキー!と思ったけど、扉は閉まってた。。なんなんだ。(四月から予約限定で開館するらしい)

まぁ知ってたからいいけどーと横から裏にまわってみた。ら、池があった。「ザリガニメダカ観察池」とあって油田とは関係なかった。。

小さな橋を渡った先が国史跡の「臭水油坪跡」。
原油が湧き出てるという凹池で日本最古の油田。掬い採ってたというシダの葉の「カグマ」という道具も木に下がってた。この水溜りみたいなのが原油なのか。ニオイはそんなほとんどなかったので溜まってるのはほぼ水っぽいけど底が油で捌けないんだろうかね。いずれにしても日本にこういう所があるというのが驚きだよね。

そしてその奥から坂を上ると「偉人井戸(シンクルトン手掘り井戸)」というのがあった。覗くとなるほど木枠の組まれた竪穴井戸、明治6年(1873)にこの地を訪れたシンクルトンさんの指導で掘られた井戸。歴史遺産だねぇ。

そこから土塁のような小さな尾根の山道を進んでみたら、あちこちに井戸の穴が開いてた。
っていうか、なんかいきなり日が差してポカポカで気分いい山歩き。なんか気分良かった。
柵に囲われた覗ける井戸はもう一カ所あった。

そして最後にシンクルトン記念館の屋上の展望台に上ってみた。
けど、別に眺めておもしろい景色でもなかったし、また日が陰ってきちゃったし、タイル剥がれて荒れ廃れた感じが侘しかった。

そしてまたポコポコ噴出す泡のガスを眺めつつ車に戻った。

けど、そういえば駐車場の前にある花壇のような囲みに気付いて寄ってみたら、ここも原油の壺っぽく黒い水が溜まってた。「火気厳禁」も立ってて本物だった。どのくらいの火がつくのか興味あるけど火気持ち合わせないし、持ってても勿論試すほどの馬鹿ではない。記念館の方にはどのくらいの火が付くかとかあるのかなぁ。勝手に想像しつつ車に戻った。

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